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No25457 の記事


■25457 / )  駒の動き・その3「銃」(とわたしはだあれ)
□投稿者/ Townmemory -(2009/05/22(Fri) 18:30:31)
     みなさん、こんにちは。

     この書き込みは、ルールと駒の動きについて考えるシリーズです。
     今回は、ルールXYZについての補遺と、「銃」について考えます。


    ●これまでの目次

     駒の動きその1・南条(大爆発説) no25405
     駒の動きその2・戦人、真里亞、嘉音 no25409
     ルールXYZを指さそう no25443


        *

     さて、まずルールXYZに関して、おまけ的なお話をしましょう。

     ルールXYZを指さそう no25443

     にて、とりあえず、大きな矛盾がないように、ルールXYZを説明することができました。証明はできませんが説明はできました。

     このことにより、ep4の「わたしはだあれ」問題が、解けるようになりました。

     えーっと、どんな問題でしたか、うろおぼえですがこんな感じでしたっけ。

    「いま、この島に生きている人間はあなたしかいない。にもかかわらず私はここにいてあなたを殺す。私はもちろんあなたではない。私はだぁれ」

     余談ですけど、この問題があの状況で成立するんなら、ブレザーベアトは屋敷にひっこんだあと、自殺しちゃったということになるんだよなあ……。うわあ、可哀相……。

     わたしはだあれ、の答えは何か。
     まあぶっちゃけていうとルールYなんですが。
     でも、そういう言い方だと情緒もへったくれもないので、こういう感じに言い換えましょう。

    「わたしはだぁれ、の答えは、『ルールXYZ』すなわち、『現象ベアトリーチェ』。現象ベアトリーチェが無限を使って戦人を殺す」


         *


     さて、駒の動きを考えるシリーズ第3回。
     今回は「銃」について……なんですが。

     その前に、「金蔵」について解析しちゃったほうがやりやすいことに気付きました。
     ので、簡単に説明します。

     金蔵は、全ゲームにおいて、初期状態で死亡している。これは確定です。
     ということは、「金蔵」の駒は、存在するように見せかけているけれど、実際には存在しない駒だということです。

     たとえば、将棋で考えましょう。
    「あなたには見えないが、この盤面には、どこかに一個だけ『見えない飛車』がある」
     そんなこと言われたら、うかつに打てなくなってしまうでしょう。
    「金蔵」は、そういう駒だったのです。

     ということは、最後まで「ある」フリをするほうが、ベアトリーチェには有利。
    「金蔵」は、最後まで取らないほうが、ベアトリーチェに有利
     なのです。
     つまり、「鍵の生け贄」で金蔵を取ってしまったep3は、ベアトリーチェに不利。というかベアトリーチェが戦人に与えたハンデです。
     逆に、最後まで「金蔵」を取らなかったep2は、ベアトリーチェ有利の打ち回しです。ep2が「ワンサイドゲーム」と言われる理由の、一端はこれです。

     そしてもうひとつ。
    「金蔵」の生死は、「銃」がいくつ登場できるか、その数に影響を与えます。
     金蔵が生きている(フリをしている)場合、生存者は、銃を「おそるおそる」借りてきます。しかし、金蔵が死んでいる場合、ずかずか入り込んで好きなだけ借り出してこれられます。

     さあ、「銃」を説明する前提ができました。

       *

    「銃」という駒が存在する、ということ自体は、みなさんかなり解析できているでしょう。
     そして、この駒のふるまい方が、盤面に大きく影響してるっぽい、という印象も、みなさん強く受けていらっしゃるでしょう。

     この駒がどういうルールで動くのかがわかれば、かなりゲーム盤を理解できた、ということになるでしょう。

     ep4には銃は登場しませんでしたから、
     ep1〜3の例から、「銃」の動き方をあぶりだしてみましょう。

     以下に挙げる「動き方」は、想像にもとづいて、「仮定」したものです。ノイズが多いので確定しづらいんです。だから、だいたいこんな感じじゃないかな、ということです。とりあえず、以下のように「仮定」しておいて、別の案のほうがふさわしくなったら修正するということにしましょう。


    ●その1・「鍵の生け贄」にならなかった「右代宮」の「親世代」が「銃」になる。

     これはOKじゃないかな。
     つまり「銃」というのは、飛車が龍に「成る」ように、「右代宮ペアレンツ」が「成る」ものです。
     成るタイミングは、「鍵の生け贄」以降だったり、「寄り添う2人」以降だったりしますが、条件としては殺人事件が発覚したあと、つまり「鍵の生け贄」に生き残った者が成るということでいいでしょう。

     つまり、「金蔵」の生死判定と、「鍵の生け贄」に誰が選ばれたか、によって、「銃」の本数が決定されるのです。


    ●その2・「銃」の本数は、最大4丁であり、1家族に1丁である。

     この条件は、ep3からです。
     ep3は、「1.金蔵が鍵の生け贄で死亡」しており、「2.右代宮ペアレンツが全員生存している」というゲームです。
     その条件で、4丁までしか出てこないのですから、最大4丁ということで、とりあえずいいのではないか。

     とりあえず、といったのは、5丁あるように見えるシーンがあるからで、そのへんひょっとして叙述トリックかもしれません。でも、それを考えてたらややこしいですから、とりあえず最大で4ということにします。

     また、1家族に1丁というのは、なんの確証もないわけですけど、そう考えると綺麗なので、仮にそういうことにしました。蔵臼家に1丁、絵羽家に1丁、留弗夫家に1丁、楼座家に1丁、という割り当てです。
     だいたい、そんな感じになってません?

     また、ep3の展開を見ると、


    ●その3・いったん登場した銃の貸し借りは自由。

     という条件であるっぽい。つまり、自分が「銃」でなくなることで、他の駒を「銃」に成らせることができる。
     ep3で、最初に「銃」になったのは、蔵臼・絵羽・留弗夫・霧江です。
     これは、本来楼座がもつべき銃を、霧江に貸与したと考えるわけです。
     この条件を広げれば、「借りる」ことで、戦人や譲治が「銃」に成ることも、たぶん可能です。


    ●その4・「銃」は、自分の家族が最大限生き残るように振る舞う。

     これも、ep1やep2から。
     駒の動きとしても、キャラの心情としても、納得がいく条件ではないでしょうか。
     自分の家族というのは、「子供」と「配偶者」のことです。配偶者を必死で守ってる、という例が、今のところあまり見あたらないんですが、自然に考えたら配偶者も守ろうとするでしょう。とりあえずこういう仮定をしておきます。

     ep1の夏妃は、朱志香を守るために、真里亞を追い出しました。ep2の楼座は、真里亞を守るために、譲治の離反を認めます。「銃」はそういう行動を取るようです。

     そういう行動を取られたら、ベアトリーチェの手は、ある程度せばまります。
     つまり、「夏妃(銃)」を取らない状態で、「朱志香」を取るのは難しい。不可能ではないでしょうが難しい。
     ベアトリーチェは、「夏妃(銃)」と「朱志香」を一室に閉じこめて同時に取るか、先に「夏妃(銃)」を取ってから「朱志香」を取るしかないのです。


    ●その5・「銃」は、自分の家族を除いた、最後の生存者1人を射殺する。

     これも条件としてアヤシイ部分があるんですが、こういう事例がいくつか見られるから、とりあえずこれもアリとしておきます。

     狼と羊のパズルです。
    「楼座(銃)」は、「真里亞」と「戦人」だけが生き残った場合、「戦人」を犯人と断定して射殺します。

     つまり、「銃」の駒は戦人にとって強力な駒ですが、そのぶんペナルティもあるということ。
     ベアトリーチェは、第9の晩まで、「戦人」の駒を絶対に取りません。
     だから、「銃」を第9の晩まで温存しておくと、「戦人」が「銃」に殺されてしまう可能性が高いのです。

     逆に言うと、ベアトリーチェは、「銃」を1丁だけ最後まで残るように打ち回してゆき、「銃」に他の駒を射殺させる、そういう戦法を取ることができます。


     想像や仮定もふくめて、解析できたのは、このくらいです。
    「その1〜5」にあてはまらない事例も確認できるっぽいんですが、それをいちいち成立させようとしたら、キリがないので、それらはもう全部「ノイズ」として片付けてしまうことにします。
     ノイズとして説明しきれなくなったら、また考えます。


        *

     さて、他にもいろいろ駒がありますよね。
     このへんが、いまひとつ詰め切れない。

     けど、なんとか想像してみましょう。
     このあたり、みなさんのお力を借りたいところです。


     注意:以下に述べるのは、私がまだ「採用」していない考えです。こんな感じかも、という、ぼんやりした雲のようなものです。


    ・ぼんやりアイデア1:「譲治」は、殺人の発覚後、可能な限り紗音と一緒にいようとする。

     たとえばep2で、自分は使用人チームに入る、みたいなことですね。ep3でも、「紗音は生きてるかもしれない」と誰かにそそのかされて、屋敷におびきだされた可能性があります。
     ベアトリーチェとしては、「譲治」と「紗音」は、同時に取りやすい駒。逆に言うと、片方だけを取りにくいということですね。


    ・ぼんやりアイデア2:特殊ゴマ「鏡」。「鏡」に成った駒は、犯人の正体を知ることができる。

     どうだろう。そんな駒の存在じたいが仮定なんですが。ただ、「鏡が犯人の正体をあばく」というアイデアには、一定のリクツがあります。
     魔女が鏡に弱い理由 no25222
     ↑この書き込みに、そのリクツを書きました。よろしくどうぞ。


     あと……。
    「源次」「郷田」「熊沢」とか、どう想像したらいいか、もう全然わかんないんですよね。あとは全然、ドリームになってくしかない。
     たとえばこうとか。
    ・?「源次」は金蔵の称号を持つ者の指示に必ず従う?
    ・?「源次」「熊沢」は、犯人の正体を知っており、特定の条件で白状する?


       *

     さて、今回で類推できた「駒の動き」に基づいて、次は、ep1〜3のゲーム盤の感想戦をやってみたいと思います。


    ●参考・これまでの目次
    「朱志香=ベアトリーチェ」説・総論 no25121
     朱志香説総論その2・家具の正体と黄金郷の正体 no25209
     サソリのお守りが効いた理由 no25147
     ep4は親チームのドッキリではないか? no25151
     魔女が鏡に弱い理由 no25222
     留弗夫「俺は殺される」と「07151129」 no25229
     天草=ゴルゴダ=ゴルゴ13 no25280
     プレイヤーの勝利条件は大魔女「作者」を否定することだ no25344
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