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No25764 の記事


■25764 / )  鍵は「ZENMAI」。場所は礼拝堂
□投稿者/ bounceback -(2009/05/27(Wed) 13:21:59)
    台湾説で盛り上がってらっしゃるところ、大変申し訳ないのですが、第10夜まできちんと一貫して説明できて、なおかつきちんとした黄金の隠し場所を示す碑文解読方法を発見しましたので、ここで説明させてください。当たり前のことですが、決してこれが正解というわけではありません。ですが、私にはとても信憑性のあるものと思えますので、ぜひ皆様のご感想をお聞かせいただければ幸いです。

    私が考えますに、「鍵」は「ZENMAI」の六文字。そして、黄金の隠し場所は礼拝堂です。

    第一行目の「懐かしき、故郷を貫く鮎の川」。これはあとで大変に問題になるのですが、とりあえずは、金蔵の故郷は六軒島とします。そうすると、「鮎の川」というのは海と舘をつなぐ、曲がりくねった細い道になります。

    「川を下って」里にたどりつく。浜から舘のほうへ来ますと、何があるでしょうか。

    ・・・バラ園です。これが「バラの」里です。そして、バラを漢字で書くと、「薔薇」ですよね。この「薔」の字。よく見ると、人が二つありますね・・・そして口も二つありますね・・・「二人が口にし」、まさにこの「薔」の字を指していたことになるのです。

    そうすると、その「岸」です。川の岸は川べりにあるものです。つまり、「薔」の字の隣にある「薇」の字。これこそが、まさに生贄となる鍵なのです。

    ここまで至って、一瞬一文字なのでひるみました。絵羽もそうだったでしょう。しかし、この字は一文字で山菜の「ぜんまい」のあて読みができます。そして、これをローマ字にすると「ZENMAI」になります。6文字。ぴったりです。

    そうすると、今度は鍵を差し込む鍵穴を探すわけですが、これは「右代宮金蔵」しかありますまい。まさに鍵を差し込む、黄金の「金蔵」なわけです。おそらく、竜騎士07先生はここまで意識して碑文を作られたと思います・・・。

    そうすると、「右代宮金蔵」をローマ字に直すことは誰でもわかる。ここで、一つひねってあるのは、作中では「うしろみや」と読んでいる部分を「うしろのみや」と「の」を入れて読むことです。これはネックといえばネックですが、読みにくいですし、昔は「の」を入れるのが普通だったと思いますし、そこまでひどいこじつけとも思いません。

    すると、結果は

    USHIRONOMIYA KINZOU

    です。霧絵の言うとおり、ここから「ZENMAI」を消します。これが第一夜になります。すると残るは

    USHROOYKOU

    となる。第二夜の「寄り添いし二人」が、つながっている「O」をさすことは一目瞭然でしょう。これを引き裂く。すると

    USHRO−OYKOU

    となります。第三夜の「我が名を讃えよ」で少し悩んだのですが、これを再びひらがなに戻すことだとすれば理解できます。いろいろ試してみたのですが、結果として「強引に前からとっていって、ひらがなに直す」方式が一番自然だと気付きました。つまり最初の「USH」で「しゅ」と読ませるわけです。全部直しますと、

    しゅろおきょう

    となります。

    そして、第四夜から第八夜までが「〜をえぐりて殺せ」です。そして第九夜で「誰も生き残れはしない」です。「殺せ」が一文字ずつ消していくことだと考えると、第九夜で全滅ですから、5文字で考えることになります。つまり「しゅ」と「きょ」はこれで一文字扱いとします。

    そして、5つの並び、前から、頭ー胸ー腹ー足ー膝、と考えます。

    第四夜は「頭を」殺す。「しゅ」です。そして「えぐって」殺しているので、次は後ろから考えます。つまり後ろから考えての「胸」、二番目。「きょ」です。胸もまた「えぐって」殺してますから、次は前から数えて「腹」です。「お」です。次は後ろから四番目。「ろ」です。最後は前から考えて五番目の「う」です。

    続けて読むと「しゅきょおろう」。すなわち「主教楼」。イコール「礼拝堂」のことです・・・

    鍵が「薇」の字になることに気付くと、あとはすらすらと解けていきますし、えぐって殺すところの5回があまりに華麗に決まります。皆様のご判断を仰ぎたいと思いますが、私自身はおそらくこの解釈で間違ってないのではないかと考えます。いかがでしょうか・・・

    私が考えるネックは、「なぜ絵羽は最初に地図帳をチェックしたのか」という点です。地図帳をチェックする必要はまったくありませんので。あと、第二夜のOを引き裂く意味がわからない。Oを引き裂かなくても、前から文字を拾っていけば「しゅろおきょう」にはなりますので・・・問題を解く側としては、Oが並んだことで、非常に安心して先に進むことはできましたが、これが必須かといわれたらそうではない。

    ここからは私の独り言です。

    もし、この解釈で間違いないとすれば、ある程度の謎が解けていきます。ときどき金蔵がいなくなるのは地下礼拝堂に行って祈っていたから。夜見える蝶のような明かりは金蔵が夜移動するときの明かりだったことになる。

    もし、この解釈が正しいとすれば、金蔵がいかに子供たちのことを考えていて、金を奪いあう現状に心を痛めていたかが見えてくるような気がします。たどりついた場所が礼拝堂。キリスト教徒にとって、まさに「黄金の郷」であって、もちろん黄金もあるのでしょうが、何より「愛」をアピールするのにふさわしい場所です。

    謎をきちんと解いて、子供たちが仲直りしてほしい。そういう金蔵の祈りが透けて見えるようです。そして、なぜベアトリーチェをあれだけ熱望していたかわかったような気がしました。ベアトリーチェはダンテの神曲に出てくる天使ですから、子供たちを仲直りさせてほしかった、ということです。

    そうすると、既出ですが、冒頭のフレーズが再び気になってくるのです。「懐かしき、」の句点がここにつくことで、懐かしいのは「故郷」ではなくて「鮎の川」ということになる、と指摘された方がいらっしゃいました。まさにそうでしょう。そして、ここまでくれば、「鮎」が、海と川をいったりきたりするぴちぴちしたイメージの回遊魚、ということから、幼き日の蔵臼・絵羽・ルドルフの3人をさすことは明白です。そして、二行目で「川を下って鍵を探せ」、つまり、曲がりくねった道のゼンマイを思い出せ、ということです。

    ゼンマイが何の思い出を指すのかはわからないのですが、かつて3人が道端で山菜とりでもして遊んでいたとすると、「昔、3人が浜辺や舘で元気よく遊んでいたころがなつかしい。仲良く山菜を取っていたころを思い出せ」というメッセージになる。

    つまり、謎をきちんと解いて、黄金を独り占めしようなどと考えず、「知力」と「愛・融和」を示した人間が当主にふさわしい、と金蔵は考えていた、ということです。第三話の絵羽は、黄金は見つけたけれども、愛を示さず独り占めしようとしたので、ゲームが終了しなかった。

    私の推測は以上です。非常に感動的なストーリーです。さすが竜騎士07先生です・・・

    昨日の深夜にあることに気付くまで、私は正直いいまして、すっかりこれでゲーム終了の気分になっていました。ああ、いい話だったな。金蔵って怖いイメージだけど、実は愛情深くて、すっごくいいおじいさんだったんだな。そう思いかけていた。

    しかし、今はそう思ってません(笑)。あることに気付いてしまった。そして、そこに注目して考えてみて、そこから引き出される結論が、もし私の想像通りだったとすれば・・・金蔵は、外道です(笑)。ほんとひどいよ。でも、ここから先は、まだ情報が少なすぎてさすがに妄想の域を出ないので、とりあえずはやめておきます・・・

    もし、上記の碑文解読が正しいと仮定した場合においても、その先がある、ということだけは間違いないでしょう・・・金蔵が実は優しいおじいさんだった、礼拝堂に黄金があってどうやら地下礼拝堂があるらしい、金蔵は隠れキリシタンだったらしい、みたいなことだけでは説明がつかないことが多すぎます。

    そう、たぶん、私が感じてた「感動にまみれてゲーム終了」みたいな気分こそ、竜騎士先生の思う壺ではなかったか、という気すらしてくる(笑)。第三話での戦人のような気分です(笑)。

    このゲーム、先長いでしょうね・・・起承転結の承のあたり・・・今はめちゃくちゃ納得です。

    まあ、御託はいいんですが・・・とにかく、私の推測はともあれ、上記の理屈づけで碑文の謎が礼拝堂を示している、というところまでに関して、皆さんのご裁可をいただきたく思います。そこまではマイルストーンとして確定できる可能性は高いのではないかと思っていますので。

    皆さんのご感想をぜひお聞かせください。よろしくお願いいたします。
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