| みなさん、こんにちは。
公式掲示板の、どこだったか、誰だったか、すぐ忘れてしまうんですが、 「ep4の第一の晩で、6人の顔半分をちょうどキレイに銃で吹っ飛ばしたのだとしたらミラクルスナイパーすぎではないか」 という指摘を見て、もっともだと思いました。
私は銃器にはまったく詳しくないですが、 散弾を使ったのだとしたら、体や、背後の壁にまったく影響を与えずに顔半分だけえぐるような当て方は不可能だと思うし、強力な拳銃弾だったとしたらなおむずかしい。 できれば詳しい人にフォローしてもらいたいですが、45口径の弾丸を顔側面に当てて、ちょうど顔半分を削ぐようなことって可能でしょうか。スイカを撃った感じのように、頭蓋骨そのものがはぜてしまうような気がするんですが。
まあ、そこで、「未知の犯人X=ミラクルスナイパー天草十三の犯行」を想定することも可能なんですが、私はもうちょっと穏当に考えた結果、 「ああ、じゃあep4の第一の晩(鍵の選びし6人)は、銃で殺されたんじゃないな」 という結論に達しました。
ゲーム内の描写では、シエスタ姉妹が射殺したことになっているから、そしてシエスタ姉妹はたぶんウィンチェスターライフルの擬人化だろうと推測されているから、銃での殺害ということをこれまであんまり疑ってなかったのです。 でもどうもこれは違うなあ。 なんだか、「本当の殺害方法を隠蔽して、銃だと思いこませるミスリードトラップ」の匂いがする。
銃でないとしたら、殺害方法はなんだろう。
順当に考えて、爆弾のような気がします。 たとえば、以下のようなシナリオを想定してみる。
犯人は、右代宮親チームや使用人チームをまるめこんで、「子供チームへのドッキリ」を画策する。 6人が選ばれて、食堂で、顔が半分砕けた感じになる特殊メイクをかぶる。ハリウッド映画とかで使われるような、ラテックス製のやつです。本来の肌との継ぎ目を隠すと、かなりリアルに見える。 ところが、そのラテックスメイクには、少量のプラスチック爆弾と小型信管が仕込まれていた。 犯人はメイク終了のころを見計らって、遠隔起爆スイッチを押せばよい。被害者が自分で自分の頭に爆弾を押しつけているのだから、誤射のおこりようがないのです。あとで戦人が発見したとおりの死体状況が、これで無理なく作れるのではないでしょうか。
※参考→ep4は親チームのドッキリではないか? no25151
もし、以上のようなことだとすると、「銃による犯行」だと思いこませることには、重要な意味があります。 ひとつには、「ドッキリシナリオ」を隠蔽することができる。 あと、もうひとつあるんです。
朱志香が、そっくりこれと同じ死に方で、自室で死んでいます。 もし、朱志香が銃でなく爆弾で死んだということになると、彼女の死に方は、密室でも殺人でもなくなります。 つまり、自殺が疑えるようになる。 「銃で殺されており」「その銃がなくなっている」から、他殺に見える。でも、銃で殺されてないのだったら、銃がないのは当然ですし、鍵がかかっててもかまわない。プラスチック爆弾をこめかみに貼り付けて信管を自分で作動させれば、まったく同じ状態が作れます。
我田引水っぽく自分の説に当てはめるとこうなります。朱志香は戦人に電話をかけ、自分が死ぬ予告をします。そのあとブレザーに着替え、ブレザーベアトになって戦人と話をします。交渉が決裂すると、戦人を礼拝堂(遠い)に誘導し、時間をかせいで、その間に自室に戻って私服に着替え、爆弾で自殺します。これで、のちに戦人が調べたのと同じ死体状況になる。
ただ、それだったら、「鍵の選びし6人」のなかに犯人が入っていて、ひとりだけ生き残り、あれこれ工作したあと、食堂に戻って自殺、でも同じ状況になりますね。それでもいいような気がします。朱志香の動きが怪しいのはトラップで、ひょっとしてそっちが本命かなあ……。
このことに気付いた、というか、確証がないので想像にすぎないわけですけど、とにかくこの考えがきっかけで、「竜騎士07さん流の、“ひっかけ”の作り方」のパターンのひとつが見えたような気がしますので、次回はそんなお話でもしてみたいと思います。
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