HOME HELP 新規作成 新着記事 スレッド表示 トピック表示 検索 過去ログ

No28924 の記事


■28924 / )  Re[3]: 【おまけ企画第20弾】サファイア・アキュゼイション(蒼き告発) 第6区分
□投稿者/ Townmemory -(2009/07/15(Wed) 20:46:51)
http://blog.goo.ne.jp/grandmasterkey/
     回答します。よろしくお願いします。


    >【EP3】第7・8の晩 東屋
    >〔被害者〕右代宮蔵臼・右代宮夏妃

     パターン1のみ:絵羽(殺害、死体遺棄)、朱志香(杭打ち)

     これは、第2の晩と同じ状況と見て良い。と思われます。
     銃を使わず、絞殺(格闘的手法)で殺害されている。そして場の銃が没収されていない(その描写がない)。
     この殺し方をするのは絵羽だ、と結論しました(第2の晩のときに)ので、それにならいます。

     殺害理由は、秀吉を殺したのは蔵臼夫妻だ、と絵羽が確信したから。
     消去法で考えたら、「蔵臼夫妻は怪しい」という結論には自然にたどり着きますが、きっかけとして、
    「絵羽は一生、自分(蔵臼)を憎むだろう」
     というような蔵臼のセリフ、これを絵羽本人が聞いたからかもしれないです。
    「(自分は秀吉を殺した。それを知ったら)絵羽は一生、自分を憎むだろう」
     という意味に解釈したとしたら、反射的な殺意が芽生えるかもしれない。

     絵羽の立場なら、死体遺棄は難しくない。ドアのバリケードをどけ、内鍵をあけ、死体を運び出し、ゲストハウスに戻り、内鍵をしめ、バリケードをもとに戻す。これでOKです。
     絵羽がふたりの死体を運び出す様子を、たぶん、朱志香が見ていたと思います。タイミングはちょうど、譲治を殺してきて、帰ってくる途中だったと考えます。
     絵羽がいなくなるのを見計らって、杭を打ち、「ベアトリーチェがやった」(つまり自分がやった)ことにしてしまいます。


    >【EP3】第9の晩
    >〔被害者〕右代宮譲治・南條輝正・右代宮戦人

     パターン1のみ:朱志香(南條殺害、譲治殺害、謎の数字書く)、絵羽(戦人殺害)

     まず譲治の殺害について。
     朱志香犯人説を採る場合、朱志香という人は、とても情緒的な、とても優しい殺人者です。
     たとえば、紗音を失って悲嘆にくれている譲治が、
    「もういちど紗音に会いたい、そのためならどんな代償でも支払おう。一生をかけて魔術を研究してもいい」
     とまで言ったとしたら、感じ入って、紗音を生き返らせてやろう、再び会わせてあげようと考えたりする。

     ベアトリーチェの「無限の魔法」の正体は、「シュレディンガーの猫箱」である。この考え方はかなり浸透していると思います。
     箱の中の猫は、生きているか死んでいるか、わからない。蓋をしめた状態では、ふたつの可能性が同時に存在している。生きているか死んでいるかが確定するのは、蓋を開けて観測した瞬間だ。だそうです。

     さて。「シュレディンガーの猫箱」の猫が、もし蓋を開けたとき死んでいたとしたら、その死因はなんでしょう。
     二分の一の確率で噴射される毒ガスのせい?
     そうなのですが、こう考えたらどうでしょう。
    「蓋を開けて、中身を観測し、生か死かを確定させてしまったから」
     蓋を開けるまでは、生きてる可能性も50%あったわけです。その可能性を奪ったものが猫殺しの犯人です。だから犯人は観測者で、死因は「観測」です。

     だとすると、紗音の死因は何でしょう。
     なぜ紗音が死んでいるかというと、「紗音は死んでしまった」と「観測」されたからです。そんなものを観測しちゃった人がいるからです。
     ということは、「紗音の死が観測された」という事実が消滅すれば、紗音が死んだという事実も消滅し、紗音は生き返ったことになります。

     では、話は簡単で。
     譲治が「紗音は死んでしまった」と観測するから、譲治にとって紗音は死んでいるわけで、譲治がそんな観測をしなくなれば、紗音も死んでないことになります。
     ぶっちゃけ譲治が死ねば良い。
     譲治が死ねば、「紗音は死んでしまった」と観測する譲治がいなくなる(紗音を絶対に観測できなくなる)わけです。「紗音が死んだ」という観測事実が消滅するので、譲治にとっては、紗音は生きてる(かもしれない)ことになります。
     あとは、「さくたろうは生きて、喋れて、ここにいる」と同じメカニズムで、
    「譲治と紗音は再会し、2人で永遠に幸せでありつづけるのだ」
     と、信じてやれば良い。これで、紗音を生き返らせ、譲治と再会させてあげたことになります。

    「黄金郷では死者の魂がよみがえる」そうですから、譲治と紗音が横たわる客間は黄金郷です。
     黄金郷の扉には、黄金郷の鍵がささっているべきなので、財宝を納めた金庫の鍵、つまり「07151129」が扉に書かれます。ハピバースデイ。


     さて、絵羽。
     彼女は、自分が殺した蔵臼夫妻の死体に、杭が打ってあるのを発見します。
     つまり、蔵臼夫妻は秀吉殺しの真犯人じゃなかった。
     まだここには連続殺人犯がひそんでる。そのことを自覚します。
     それであわてて譲治の安否を確かめようとし、彼の死を確認しました。そして朱志香が失明し、南條の死体が発見されます。

     この時点で、「狼と羊のパズル」が発生します。

    1.自分は南條を殺していない。
    2.失明した朱志香に南條を殺せたはずがない。
    3.よって消去法により、南條を殺したのは戦人である。
    4.ということは秀吉や譲治を殺した連続殺人犯も戦人だ!

     以上の論理で、絵羽は戦人を殺害したと考えられます。


     最後に、朱志香について。
     絵羽ともみあって失明してしまったことで、彼女は、南條を押さえていたプレッシャーを発揮できなくなります。
     南條は朱志香の共犯者ですが、同じく共犯者の源次たちが朱志香に殺されているわけで、自分の身も危ないと感じている。このタイミングで、朱志香を告発し、身の安全を図ろうとする可能性がある。実際、それをほのめかしたかもしれません。
     そこで朱志香は、南條の肩をガッとつかんでグッと銃を押し当て、バーン。
     目のぐあいを診察していて、対面にいたのなら、そのくらいは可能だと思われます。


    >【EP3】第10の晩
    >〔被害者〕右代宮朱志香

     パターン1のみ:朱志香(起爆)

     絵羽は、死ぬ間際の戦人のリアクションから、ひょっとして真の殺人者は戦人じゃないかもしれない、という可能性を考えます。本命は、朱志香かもしれない。もちろん、未知の人物かもしれない。
     身の安全を図るために、九羽鳥庵に隠れることを思いつきます。九羽鳥庵を知っているのは自分だけのはずだからです。

     朱志香は、残った絵羽を何としてでも始末したいのですが、目が見えない状況では、戦っても勝ち目がありません。
     そこで、あらかじめ設置しておいた屋敷消滅爆弾で、自分ごと絵羽を吹き飛ばす手に出ます。
     しかし彼女は、絵羽が碑文を解いて九羽鳥庵へ逃げ込めることなんて知らなかった。だから結果的に、第10の晩で死んだのは朱志香だけ。絵羽は生還しました。


     長くなっちゃいました。すいません。
返信/引用返信 削除キー/


Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 スレッド表示 トピック表示 検索 過去ログ

- Child Tree -