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No29865 の記事


■29865 / )  Re[2]: 【おまけ企画第20弾】サファイア・アキュゼイション 第8区分
□投稿者/ Townmemory -(2009/07/30(Thu) 02:07:10)
http://blog.goo.ne.jp/grandmasterkey/
    2009/07/30(Thu) 21:16:41 編集(Townmemory)
    2009/07/30(Thu) 21:16:30 編集(Townmemory)

     アキュゼイションへの回答です。


    >【EP4】園芸倉庫
    >〔被害者〕郷田俊朗・熊沢ちよ

     パターン1(のみ):朱志香(殺害)

     郷田、熊沢は、前回で回答しました「大人がよってたかって子供チームをびびらすドッキリ作戦」の共犯者と見ます。
     主な役割は、血相を変えてゲストハウスに飛び込み、「金蔵が魔法で6人を殺害した」と報告に行くことです。その後、園芸倉庫に閉じこめられることも、シナリオとして言い含められていたと考えます。

     彼らには、もうひとつ指示されている行動があって、それは、
    「子供たちが園芸倉庫を開けに来た場合、首をくくって死んでいるふりをせよ」
     というものだった、と考えます。
     郷田のTIPSに、
    「彼らは自らロープに首を掛けた。たまには面白い経験だった」
     と書いてありますが、この推理では、この記述をそのまま真に受けます。

     本来なら、たまの面白い経験で済むはずだったのですが、首謀者の朱志香が現れ、
    「ちょっとリハーサルしてみろよ」
     とでも言ったんじゃないかしら、と思います。
     こんな感じでしょうかお嬢様。といって、わっかに首を通す2人を確認したところで、朱志香は拳銃を取り出し、2発。

     園芸倉庫のタグのついたニセ鍵を郷田のポケットに入れ、シャッターをおろして施錠。


    >【EP4】第9の晩
    >〔被害者〕右代宮真里亞・右代宮戦人

     パターン1(のみ):真里亞(服毒自殺)、朱志香(自殺教唆、爆弾起爆)

     真里亞は「毒をのんで、自殺せよ」という指示をうけて、素直にそれに従った……と考えます。
     もちろん真里亞は、朱志香のやっていることも、その奇妙な理念や論理もぜんぶ知っていて、すすんで協力しているのだ、と見るわけです。

     それは黄金郷へ行くための手続き。黄金郷では願いがかなう。エンドロールが言うように、「真里亞は失った母の愛を」手に入れます。
     真里亞が死ねば、「ママが私を愛してくれない」という事実を観測する自分がいなくなり、「ママは私を愛してくれている」という可能性を手に入れることができます。

     朱志香としては、どこで死んでもらっても良かったと思うのですが、きっと真里亞が、「ママの隣で眠りたい」と言ったのじゃないかな。
     彼女は自分で客間まで行って、そこで毒を受け取り、それを飲み、ママの隣に自分で横たわって胸の上で手を組んだのだろう……という想像です。

     それを見届けてから、朱志香はコップなどを片付けて、その場を施錠したのでしょう。この直後、彼女はベランダに出て、嵐に向かって絶叫することになります。


     戦人の死因は、いつも通り、深夜24時の爆弾です。朱志香の自殺後、時限装置によって起爆したと見ます。
     現場消滅、証拠隠滅によって、六軒島連続殺人は無限の解釈が可能になるわけで、つまりこれが無限の魔法の正体と考えています(これが多分ルールY)。
     よって、「わたしはだぁれ」の答えは、大づかみな意味で、「無限の魔女ベアトリーチェ」とも言えます。(ぎりぎりで思い直してひっこめた片腕は「黄金」のほうだろう)


    >【EP4】1998年 六軒島
    >〔被害者〕須磨寺霞・黒服たち・右代宮縁寿

     パターン1(のみ):天草十三(霞と黒服を射殺)、縁寿(飛び降り自殺)

     霞と黒服がバタバタと死んでいったのは、天草十三による長距離狙撃のため。特にひねらなくてもこれで良いと思います。
     その後天草が縁寿を殺したという説があって、魅力を感じますが、ここでは別の考え方をしたいと思います。1998年の六軒島に現れるエヴァ・ベアトリーチェや絵羽の姿は、「六軒島の因縁」や「ベアトリーチェの呪い」の擬人化で、縁寿はそれを打ち破ったのだという比喩表現じゃないかな。

     六軒島から帰還したあと、縁寿はビルの上から自分で飛び降りた、という考えのほうが、ドラマ的に整合させやすいので、そちらを採ります。
    「魔法を理解した縁寿が、可能性の海の中に自分自身を還元した」
     という理解です。
     死ねば、少なくとも「お兄ちゃんが帰ってこない」という確定的事実をリジェクトすることができる。可能性の海の中で、再会できるみこみはゼロではない。

     ベルンカステルが縁寿をだまして飛び降りをさせた、というよりは、縁寿は自ら納得ずくで飛び降りた、という理解をしてあげたいのです。

     そういう、おそるべき決断ができること、そういう人のことを「魔女」と呼ぶ。そんな解釈も、できなくはないかな。
     わたしのこの推理だと、ep4というのは、3人の魔女が、それぞれの願いを抱いて自殺するお話……そういうまとめかたもできそうです。何だか悲しくなってきちゃった。


    ●追記(090730)
     1998年六軒島のシーンを読み返してみたのですが、絵羽おばさんの姿で登場したのは天草十三、と考えたほうがやっぱり整合しそうです。ということで、その点のみ、考えを変えました。
     でも、銃の暴発は実際に起こって、天草十三は死亡もしくは重傷を負い、縁寿は生存した。縁寿はその後自分の意志で自殺。この流れは保持しておきたいと思います。

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