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山室が銅!内村の親友もスゴイ/世界体操

サンケイスポーツ 10月15日(土)7時51分配信

山室が銅!内村の親友もスゴイ/世界体操
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スタンドにガッツポーズをする、3連覇の内村(左)と山室(右)(写真:サンケイスポーツ)
 体操・世界選手権第8日(14日、東京体育館)男子個人総合決勝を行い、山室光史(22)=コナミ=が90・255点で3位に入った。史上初の3連覇を飾った内村航平(22)=コナミ=と日本勢2人の表彰台は、冨田洋之と水鳥寿思で1、2位を独占した05年メルボルン大会以来の快挙。日体大−コナミと内村と同じ道を歩み、背中を追い続ける脇役が大仕事をやってのけた。

 両腕を、何度も何度も突き上げた。会心の笑みが顔いっぱいに広がっていく。銅メダルを獲得した“マッチョマン”山室は、同組だった内村と胸をぶつけ合って喜んだ。

 「疲れました〜。でもうれしい。団体総合が銀で悔しかったので、個人総合にぶつけてやろうと準備をしてきました」

 得意とする3種目目のつり輪では自慢の怪力で体をピタリと止め、続く跳馬でも高得点。「疲れもあって、つり輪と跳馬は体とイメージが合っていなかった」と振り返ったが、この時点で内村に次ぐ2位に浮上。最後の鉄棒でボイ(ドイツ)に逆転を許したが、それでも得点の伸びにくい平行棒と鉄棒を「今年一番」という演技でまとめ、3位に食い込んだ。

 エースの内村とは同い年の「親友」。高校時代から実力を認め合い、埼玉栄高3年の06年インターハイ(大阪)は、個人総合で山室が1位、東洋高の内村が2位としのぎを削った。その後は日体大、コナミと互いに相談して同じ進路を選択。合宿や大会ではいつも同部屋で、山室が「内村はいろいろ教えてくれる。着地もうまい」と言えば、内村は「山室がいたから今の僕がある」。二人三脚でここまで歩を進めてきた。

 身長1メートル58と小柄だが筋力は代表一。つり輪と跳馬を武器に、昨季から代表に定着した。盛り上がる胸囲は1メートルを超すが「筋トレは一切しない」という。体操に必要な筋肉は体操で鍛えるのが山室流。学生時代につり輪の居残り練習を1時間ほどこなすうち、天性の筋肉に磨きがかかった。

 表彰台では内村とともに君が代を聞き、「日の丸が2つ上がるのは気分がいい」と晴れやか。ロンドン五輪では「どっちが1位でも、(内村と)ワンツーフィニッシュをやりたい」と続けた。

 「内村の親友」から、一躍「日本の山室」に。頼れる新星が、来年の五輪で「体操ニッポン」を完全復活に導く。 

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最終更新:10月15日(土)9時23分

サンケイスポーツ

 

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