内村、ゆかで金も「内容には満足できていない」＝世界体操

　体操の世界選手権第９日が１５日、東京体育館で行われ、男子種目別のゆかで内村航平（コナミ）が１５.６３３点で優勝した。つり輪では山室光史（コナミ）が１５.５００点で銅メダルを獲得した。内村のあん馬は５位、つり輪は６位だった。内村は１６日に種目別の平行棒と鉄棒に出場する。

以下、内村のコメント

「ゆかの金メダルはすごくうれしいが、演技内容には満足できていない。もっといい内容で金メダルが取れれば良かったが。

（最初の跳躍技では３回ひねりを入れていたのが、最初の採点では認められていなかったようだが、と聞かれて）そんなに分かりにくくやったつもりはないので、絶対に価値点は上がるはずと思っていた。高校生のときにも同じような経験があるので、数え切れないくらいひねりが速かったのかなと思ってる。
　ゆかで３回ひねりを入れた構成にしたのは種目別で初めて。この構成には自信があるので、五輪にも持っていけると思う。

　今日も順位や点数は気にせず、楽しんでもらいたいと思っていた。ゆかでは金メダルが取りたいと思っていたが、あん馬、つり輪はもうエンターテイナーで。自分はこのくらいできるとみんなに実力を見せたいと思っていた。つり輪のファイナリストはすごい。別次元だなと感じながら見ていた。

　明日（１６日）の平行棒はどうするかまだ決めていないが、鉄棒は価値点をあげて狙っていきたい」

[取材：椎名桂子]

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