最も毒性強いダイオキシン ウクライナ元首相から検出
【モスクワ17日共同】ウクライナ大統領選の野党候補ユシチェンコ元首相が選挙運動中に猛毒のダイオキシンを摂取させられたとみられる問題で、元首相の血液を分析していたオランダ・アムステルダム自由大学の毒物専門家ブラウワー教授は17日、ロシア通信に対し、検出されたのはダイオキシン類の中で最も毒性が強い2・3・7・8四塩化ダイオキシン(TCDD)と特定されたと述べた。
教授はまた、元首相から検出されたダイオキシンが通常値の6000倍以上だったことについて「これほど高濃度のダイオキシンが自然の食物に含まれていることはあり得ない」として、ダイオキシンは元首相が口にした食物に意図的に混入されたとの見方を示した。
【共同通信】
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