工藤会の名刺製作、福岡県警が５社に警告・注意

 許すな組織暴力

　指定暴力団工藤会（本部・北九州市）の名刺やあいさつ状などを作ったとして、福岡県警は１３日、県暴力団排除条例に基づき、北九州市八幡西区の印刷業２社を文書で警告し、同市小倉北区の印刷、製本、製版業の３社を文書で注意した。

　発表によると、八幡西区の２社は６、７月、工藤会系組員から幹部ら計約４０人分の名刺やはがきの注文を受け、３社に製作を委託した。名刺には「５代目工藤会」と印刷されたものもあった。

　警告を受けた１社は、５月に暴力団排除条項を規約に盛り込んだ県印章業組合連合会員で、県警に「工藤会とは約３０年の付き合いがあり、請け負った」と話したという。