千葉県船橋市の「ふなばしアンデルセン公園」内で、最大で毎時5.82マイクロシーベルトの放射線量を検出したと市民団体から情報提供があり、同市が13日、公園内計7カ所の放射線量を測定した結果、同0.11〜1.55マイクロシーベルトが検出された。
東京電力福島第1原発事故を受け、国が除染の基準値とする年間被ばく線量の1ミリシーベルトを超えている箇所として、市は検出場所の土などを除去した。今後も測定を続け、利用者に注意を呼び掛ける。
船橋市によると、測定は公園内計7カ所の高さ1センチで実施。このうち2階建て建物の雨どいから水が落ちる畑の土では、市民団体の測定で毎時5.82マイクロシーベルト、市の測定は同0.91マイクロシーベルトだった。
市の測定で最大値が検出された場所は、陶芸で野焼きをする場所に置かれたオブジェの下の土。2カ所はいずれも公園内南東側で、低地になっている。
船橋市と市民団体が測定した数値が異なったことについて、同市は「使用機器は同じタイプ。測定方法などを聞き取り確認したい」としている。
[時事通信社]