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【プロ野球】

岡田監督 CS逃せば辞任? 自力進出は消滅

2011年10月15日 紙面から

8回、リードを許す展開に渋い表情のオリックス・岡田監督=札幌ドーム

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◆日本ハム8−1オリックス

 目標があるチームとはとても思えない。オリックスは精彩を欠く戦いざまで、クライマックスシリーズ(CS)の自力進出が消滅。普段強気な岡田監督の口からは、腹をくくったかのような発言が飛び出した。

 「そういう状況とか準備とか。そういう指導ができなかった俺らの責任…。(言い直して)俺やで。俺は選手にもコーチにも言わなアカンわけやから。そういう指導ができなかった俺の責任や。(監督就任から)2年間やってもでけへんわけやから。こんだけやっても、まだ浸透せえへんわけやから」

 指揮官が“限界”を感じさせる言葉を発したのは、大事な試合でディフェンス面のミスが続出したせいかもしれない。初回2死から中山が4連打されて2点先制されたが、大引の失策が絡んでいた。4回の4失点も本塁刺殺を試みた二塁・後藤の送球がそれたほか、安易に走者を次の塁に進めてしまうプレーが目立った。

 「きょうは(失点した)3イニング、普通にやっとけば全部0点よ」。春季キャンプから取り組んでいた確実にワンアウトを取っていく野球ができていなかった。岡田監督は「ミスが出た時に、ちゃんとやってなかったということ。だからこういうゲームなるよ。この時期に」とあきらめ口調で言い放った。

 この日試合がない4位・西武に対してプレッシャーを掛けたかったが、それもできず、ゲーム差は1に縮まった。残りは2試合。4試合残す西武とは直接対決が無く、ともに全勝なら勝ち星、勝率で並ぶが、ルール上、直接対決で負けているオリックスは涙をのむ。CS進出を逃せば辞任…少なくとも、その覚悟が指揮官の頭にはある。残り2試合、退路を断って勝負に臨む。 (中谷秀樹)

 

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