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【プロ野球】

ヤクルト5連敗 Gと1.5差

2011年10月15日 紙面から

6回表無死二塁、先発の村中(中)の元に集まるヤクルト内野陣

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◆阪神10−1ヤクルト

 首位を走っていた1カ月前とは、まるで別のチームだ。ヤクルトがシーズンの大詰めに来て、トンネルにはまりこんでしまった。名古屋での4連敗ショックを引きずるかのように、神宮で惨敗。今季ワーストタイとなる痛恨の5連敗だ。

 10失点も得失点差9点も今季最多タイ。1回2死一、三塁、2回2死満塁と序盤から好機をつくりながら、あと1本が出ないのも相変わらずだ。小川監督は「雨の中、応援してくれたファンに申し訳ない。どこをどう変えればいいのか…。みんながみんなこんな状態に陥ってなかなかつながらない。選手は一生懸命やってる。きっかけをつくってやるのが自分たちの仕事なんだが…」とうめいた。

 10月は3勝10敗の大失速。この日は負けた中日のマジック減らしに貢献した。V逸が現実となるのはもう目の前。それどころか、3位・巨人が1・5差に迫ってきた。ペナントは逃してもクライマックスシリーズ(CS)で勝ち上がれば、10年ぶり日本一への可能性はつながるが、今季はビジターゲームやドーム球場で、なかなか勝てない。ファーストステージを神宮で戦うためにも2位は譲れないが、それすら危うくなってきた。

 流れが悪くなり出すと天にも見放されるのか。村中が5回まで無失点の好投を見せ、荒木チーフ兼投手コーチが「いい時の形が戻ってきた」と言った直後の6回、突然雨が激しくなり、四球連発などで崩れた。雨がひどかったのは2度中断した6回表だけ。ここで村中はKOされ、中継ぎ陣も炎上し、1イニング6失点して試合が決まった。

 泣いても笑ってもあと4試合。チームリーダーの宮本は「ここで強くならなきゃ。ここまでやってきたことがすべてムダになる。やるしかないんだ」と語った。今こそ力を振り絞らなければ、1年間の頑張りが無駄になりかねない。 (竹村和佳子)

 

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