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【千葉】

放射線量 周辺並みに 除染後の船橋の公園 14団体1400人が遠足中止

 船橋市金堀町の「ふなばしアンデルセン公園」で局地的に高い放射線量が検出された問題で、同市は十四日、土壌の入れ替えなど除染の結果、園内の他の場所と同程度まで数値が下がったと発表した。園内の一部区域で行っていた立ち入り禁止もすべて解除した。

 除染は公園を管理する市公園協会が十三〜十四日に実施した。園内では広場のかまどで十三日、地上一センチの高さで毎時一・四〇マイクロシーベルト(その後、市が同一・五五マイクロシーベルトに訂正)と最大値を示していたが、同〇・一二マイクロシーベルトまで下がった。除染後の最大値は雨水の排水溝の同〇・三〇マイクロシーベルトだった。市は「周辺並みまで放射線量が下がった」としている。

 同市の中村章都市整備部長は「市の内部目標は達成できたが、安全に利用してもらうため、今後も定期的に放射線量を測定、清掃していく」と話した。

 十四日は、同園に幼稚園や小学校の遠足で二十一団体約二千人が訪れる予定だったが、「保護者が心配している」などの理由で、十四団体約千四百人が予約をキャンセルしたという。

  (林容史)

 

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