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2011年10月14日(金) 19:23 |
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四国遍路・白峯寺の発掘調査
四国遍路の世界遺産登録を目指し、遍路の歴史的価値を検証する発掘調査が、坂出市の四国霊場・白峯寺で行われています。 今年度の調査で16世紀後半、僧侶が生活していた建物、「別所跡」が見つかっています。
坂出市にある四国霊場81番札所、白峯寺の発掘現場です。 発掘調査は、香川県が四国遍路の世界遺産登録を目指し、遍路や寺などの歴史的な価値を証明するため、2009年度から行っています。 そして先月、白峯寺の本堂から約700メートルの所で、16世紀後半に建てられた「別所跡」の礎石が確認されました。 別所跡は僧侶が生活をしていた建物で、江戸時代の絵図、「白峯山古図」にも描かれています。 礎石は建物の柱を支える土台で、2個の礎石が確認されました。 香川県は現在、四国霊場のうち、白峯寺と根香寺で発掘調査を進めています。 世界遺産の登録に向けて発掘調査を進め、文化財としての価値なども調べることにしています。 白峯寺の発掘調査では建物に使われていた鬼瓦なども出土しています。 今年度の発掘調査は来月4日まで行われ、今月23日には市民のための現地説明会が予定されています。
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