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No28146 の記事


■28146 / )  Re[22]: 返信させて頂きます!!!
□投稿者/ Townmemory -(2009/07/04(Sat) 17:39:06)
http://blog.goo.ne.jp/grandmasterkey/
    ●むくげさんへ

     作者は全知の神である、という考え方は、素朴かつ伝統的なものですから、ファンタジー設定をつきつめなくても、素のままで主張できるようにも思えます。

     でもですねぇ……。わたし視点からですとねぇ……。

     作者が「これが真実です」と提示する。
     それが真実として通用するかどうかは、わたし(ユーザー)が合意するかどうかによる。

     結局、
     ベアトリーチェの主張を、戦人が認めるかどうか、という話が、
     作者の主張を、わたしが認めるかどうか、というふうに、
     レイヤーが移動するだけで、中身おんなじなんですよね……。

     この作品、何を考えてもここに行き着くんですが、
     やっぱ「後期クイーン問題」だと思うんです。
    (ここでの後期クイーン問題は、竜騎士07さんが使っている定義に準じます)

     エラリィ・クイーンは、読者への挑戦状と称して、「推理に必要な手がかりはすべて提示された」と宣言します。
     作者が全知の神ならば、この宣言に疑う余地はありません。
     ということは、未知の証拠Xを、想定する必要はない。
     ということは、「後期クイーン問題」は、問題として検討されることができません。
    「推理に必要な手がかりはすべて提示された」という神の赤字に「合意しない」人がいるところから、「後期クイーン問題」は発生しているのです。
     探偵エラリィは作者エラリィから後期クイーンされるかもしれない。作者エラリィは未来の作者エラリィから後期クイーンを食らうかもしれない。
     この条件は竜騎士07さんもまったく同じです。というか、自分もこの条件下にあると、ご本人が宣言してらっしゃいます。
     ちょっとこの条件で、作者を「全知の神」「疑う余地のない存在」と見なすのは難しいですね。

     結局、わたしたちがやっているのは、「赤字が真実でないことを証明する未知の証拠X」が存在するかどうかの検討で、その証拠Xが存在しないという保証は、作者にすら不可能なのです。
     しかしもちろんその逆も言えてしまうわけで、なんというか、ときどきむなしいです。


     ところで、以下、何の文脈とも一切関係ない独り言を言います。
     マスターキーが5本しかないという現実は、ベアトリーチェが目で見て、脳で理解して、口で言及した段階で、彼女の主観的知覚、主観的認識、主観的言及となる。魔女も、神すらも含めた、われわれ意識を有するすべての存在は、主観を通さずに実現象をとらえることは決して出来ない。


    ●身子さんへ

     あまり根拠とか証拠にとらわれていないぶん、たくさん弾丸を繰り出せるというのは、あると思います。仮説が出尽くすのは、忙しくて手が回らなくなったときか、飽きたときです。考えることがなくなったら、別の犯人説なりを打ち立てて、一から組み直せますものね。レゴみたいなもので、自由です。それも楽しそうですね。
     惨劇回避ルートの構築とか、まだ本格的にはやってないですし、やれることはまだいろいろあります(恐怖の碑文解読とか……)。


     戦人が勝ち、なおかつベアトが幸福を得る、という結末はありえると思います。
     が、ベルンカステルは、戦人の勝利に賭けているだけで、ベアトの幸福には賭けていないわけです。なので、ベルンカステルに任せておくと、戦人勝利を得るためにベアトを完全にボコボコにする、そういうルートを導く可能性があるわけですね。
     なので、基本ベルンにのっかるとしても、そのアヤシイとこだけ介入してやる必要があるかもしれないです。

     あと、もうひとつ。これは書き忘れてたんですが、というかきちんと検証してないので結果的に落ちていったんですが、
     ベルンカステルは、戦人の勝利に賭けてない可能性があります。
     ラムダから、「あんたは戦人に賭けてるんでしょ」みたいなことを言われて、それを単に否定していないだけで、「自分は戦人に張っている」とは明言していないんじゃないかな。どうだったかしら。
     だとしたら、消去法で、ベアトリーチェに張ってる可能性がある。
     この場合、わたしはそのまんまベルンカステルに乗っかれます。あとこの場合、今後ベアトリーチェがユーザーの感情移入対象になっていくだろう、という布石かもわかりません。

     戦人が魔女を認めなくてもベアトが満足する解。もしくは戦人が魔女の存在を認めるような解……。それはきっと、「魔女」「魔法」の定義によっては、かなり高い可能性で手に入りそうなヨカンがします。たしかに。
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