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事件
盗んだ情報悪用し標的型メール サイバー攻撃で警察庁解析
2011.10.14 23:04
三菱重工業など防衛関連企業が「標的型メール」によるサイバー攻撃を受けた問題で、警察庁は14日、一部を解析した結果、攻撃者は標的とする事業者に関係する事業者の中から、セキュリティー対策の進んでいないパソコンに侵入し、盗み出したメール情報を悪用して標的型メールを送信していたことが判明したと発表した。
警察庁によると、攻撃者は実際に送信されたメールを盗み出したうえで、本文の大半を引用し、ウイルスを仕込んだ標的型メールを作成。実際のメールが送られた約10時間後に標的型メールを送信していたという。
また、警察庁が「サイバーインテリジェンス情報共有ネットワーク」を構成する防衛や先端技術関連の約4千社について調査したところ、不審なメールに関する報告規定を設けていたのは全体の約16%にとどまっていたことも判明した。
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