はてなブックマークのBOTを作ったのは誰？

はてなブックマークでも、度々目にする「ライフハッカー」ってご存知でしょうか？

ある程度、コアなユーザーの方だと、よく人気エントリー入りしているのを目にするかと思います。

でも、このライフハッカーのブックマークには、奇妙なBOTが生息しているんです。では、その点について見ていきましょう。

ライフハッカーをブックマークするBOTの存在

「はてなブックマーク – khujhlo のブックマーク」
http://b.hatena.ne.jp/khujhlo/：ウェブ魚拓

ブックマークのページを見て分かるように、このクローラーは「ライフハッカー」と「ギズモード」の記事を、自動的にブックマークするように仕掛けられているBOTです（ライフハッカーとギズモードは同じ組織です）。

このブックマークのコメント欄には、以下のようにあります。

ブクマのほとんどが「ギズモード・ジャパン」「ライフハッカー」「フィストリア」で、ブコメはタイトルコピペ。twitter連携のbotなんだろうが、はてブにとってこういうのはノイズでしかない。

ちなみに、このコメントがされたのが、 「2010/11/07」かなりの時間が経過しています。2011年8月1日現在で、「ブックマーク数 6,371」。

仮に、このBOTがライフハッカーとは無関係な者が作ったものだとしても、あまりにも不自然です。だって、毎回記事を自動的にブックマークしていくBOTの存在に、中の人が気づかないわけがないじゃないですか。もちろん、数十ブクマされた後であれば、分からないかもしれません。でも、このBOTは投稿されてから、すぐにブックマークしていますからね。

もし、第三者が作ったのだとしたら、はてなに対して、必ず削除する要請を出すかと思います。なぜなら、スパム扱いされる可能性が高いからです。

あれれ？じゃあ、このBOTを作ったのは誰？妖精さん？小人さん？

特定のサイトだけをブックマークするBOTは無数にある

上記の、BOTでは「見れば一目で分かるレベル」のBOTです。

例えば、以下もそうでしょう。

「はてなブックマーク – omosoku のブックマーク」
http://b.hatena.ne.jp/omosoku/：ウェブ魚拓

では、これが特定の20サイト+ランダムに人気エントリー入りした記事をブックマークするBOTだったら？一目見ただけでは、ちょっと分かりにくいですよね。

さて、少し前に匿名ダイアリーに投稿された記事のウェブ魚拓を紹介します。

これは通称「サテライト」って言われてる特定ドメインを含むURLをブクマして１アカウントにつき最大１００個くらいしたら廃棄するライフサイクルになってる。

誰がつくったのかしらないけど見て取れる限りだいたい７～８ヶ月くらい前からこの機構は動いてるのね。まあいわゆる「ボットサクラ」で、nanapiがブクマされているように同じ既得権益を持ってるサイトを順番にブクマして、それなりに人力でつけているようにごまかすとともに、ローラー式に広告仲間サイトのアクセスアップに貢献してる。

もちろん、ダミーでホットエントリにあがっているものを混ぜるようにもなってるはずよ。そうじゃなきゃ芋づる式に特定されちゃうからねｗ

ちなみに、はてブでよく見かけるような、ライフハック系やニュース系のブックマークをチェックしていくと、無数にあるBOTの存在には気づくと思います。

数十のBOTぐらい？いやいやいや、1つ,2つほど桁が足りないのでは？

BOTの存在は容認？それとも大物が後ろにいるの？

以下、ただの戯言（あ、最初から戯言ブログか）と思って、読んで下さい。

当然ですが、はてなブックマークの仕様変更で、クローラーするBOTを遮断することは簡単です。でも、なぜそれをしないのか？普通に考えると、思いつくのは2点あります。

1. はてなに貢献しているからゆえの容認
2. このBOTは、実のところはてなが作っている

1.に関しては、これを単なる個人がやると、スパム扱いされるかと思います。あくまで貢献している「何か」が必要。そのBOTのお陰で、はてブの盛り上がりに貢献しているとか、ですね。試しに私のブログだけをブックマークするBOTを作ったら、すぐ消されるんじゃないでしょうか？

2.に関しては、例えばある一定のPVをもたらしている企業や個人に対して、はてなからBOTへの参加を持ちかけるという仕組み。そうですね、ライブドアのプレミアアドセンスのようなものでしょうか（ある程度の著作権違反をしても、剥奪されないアドセンスの貸与）。2.に関しては、冗談です。

あとは、「BOTの存在に、気づいていない」という選択肢もありますが、さすがに不自然ですよね。

終わりに

いずれにせよ、はてなは正義の味方ではなく、営利企業ですので、当然の選択かと思います。

「俺らが作った仕組みなんだから」で済まされることですし、全くもって「悪いこと」ではありません。

ただ、何かが歯の間に詰まった場合、それを記事にしたくなりますよね、という話でした。