韓国で不正ガソリン横行 政府が対策強化へ
【ソウル聯合ニュース】韓国で灯油などを混ぜた不正ガソリンの販売が横行していることを受け、政府が14日、「類似石油製品の根絶総合対策」を発表した。
不正ガソリンの取り扱い業者に対する課徴金を5000万ウォン(約330万円)から1億ウォンに引き上げ、韓国石油管理院の取り締まり権限を大幅に強化した。取り締まり人員も大幅に拡大する案を推進する。
不正ガソリン取り扱い業者に対しては1回の摘発で、営業登録を取り消す。また、タンクを調べるための産業業内視鏡など先端機器も導入する。
そのほか、これまで「類似石油」とした表現を「偽石油」に変更し、国民に分かりやすくアピールすることにした。不正ガソリンによる脱税は年間1兆6000億ウォン(2009年ベース)と推定されている。