NHK首都圏のニュース 放送センター

横浜市でストロンチウム検出

横浜市が港北区の住宅街の道路脇の側溝にたまっていた堆積物などを検査したところ、1キログラムあたり129ベクレルの放射性ストロンチウムが検出されました。横浜市は、原発事故の影響と見られるとしていますが、直ちに市内のほかの場所の検査を行わなければならないほどの値ではないとしています。
横浜市は先月、港北区大倉山の住民から「自宅マンションの屋上の側溝にたまっていた土を民間の検査機関に送って調べたところ、1キログラムあたり195ベクレルの放射性ストロンチウムが検出された」という連絡を受けて、この地域の2か所の堆積物を市内の検査機関に送って測定しました。
その結果、道路脇の側溝の堆積物から1キログラムあたり129ベクレルの放射性ストロンチウムが検出され、横浜市は原発事故の影響と見ています。
この堆積物からは先月、放射性セシウムが1キログラムあたり最大で4万200ベクレルが検出されています。
横浜市は「放射性ストロンチウムは放射性セシウムの値の一定の割合で検出されることを考えると今回の値は市内のほかの場所の検査を直ちに行なわなければならないほどのものではない」としています。
文部科学省によりますと放射性ストロンチウムは、原発から80キロ圏内を中心に行った調査で検出されていますが、それ以外の地域で検出されたのは初めてと見られるということです。
放射性ストロンチウムは、体内に大量に取り込むと骨に蓄積してがんを引き起こす恐れがあるとされていることなどから、横浜市は広い範囲でストロンチウムの検査をするよう国に求めることにしています。

10月14日 20時44分

首都圏のニューストップへ

ご覧になりたい地域を地図から選んでください

未登録のニュース

登録

解除

    未登録のニュース

    登録

    解除

      マイエリアの登録方法

      表示したい都道府県を最大2つまで登録することができます。

      1. 未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。
      2. 登録したい都道府県を地図から選択します。
      3. 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。

      ※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。