米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)の最新機種「iPhone(アイフォーン)4S」が14日午前8時から、KDDI(au)やソフトバンクモバイルの販売店などでそれぞれ発売された。当日販売を受け付けた東京・銀座のアップル直営店「アップルストア」では、午前8時の開店時に徹夜組も含めて約800人が列を作った。「4S」は5日死去したアップルのスティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)がかかわった最後の製品でもあり、追悼ムードも販売を後押しした。
KDDI(au)のアイフォーン販売は初めてで、ソフトバンクの独占体制が崩れた。KDDIは東京・原宿で発売イベントを開催。一番乗りで4Sを受け取った東京都練馬区の専門学生、新川保成美さん(20)は「超うれしい。ソフトバンクのアイフォーンを使っていたが、auは電波がいいと聞いたので選んだ」と話した。【乾達、竹地広憲、谷多由】
毎日新聞 2011年10月14日 東京夕刊