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この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などは一切関係ありません

……と、言ってみたかったりしました。
この小説はもう片方の作品の息抜きとして書こうと思っているので、更新は遅々として不定期です。
それでも見てくださる方はありがとうございます。
では、どうぞ。
プロローグ:絶望の予兆
プロローグ
 《HELIX ONLINE》
 アメリカ出身のゲームプログラマーにして人間科学者の、イハ・マーゲが、最初は片田舎で細々やっていたプログラミング会社、ヘリックス社で興したオンラインゲーム。
 アップデートにアップデートを重ね、一〇年後には《神のゲーム》やら《伝説のゲーム》やらと呼ばれるようになった。
 ゲームの舞台は異世界。クロードという名の広大な世界。
 そこでプレイヤーたちは未知領域アンノウンブラックと呼ばれる未開の地を踏破していき、そこかしこに点在する迷宮のボスを倒していくといったものだった。もちろん、迷宮に入らなくともそこらの平原にも空にもモンスターはいる。時々、そういったモンスターが群れをなしてプレイヤーたちが拠点とする街を襲うというイベントもあった。それは防衛線と呼ばれ、普通にモンスターを倒すよりも経験値習得率がいいことからプレイヤーたちには好まれた。
 しかし、製作者側の行きすぎたアップデートの所為で、一〇年経った現在でも全ての未知領域アンノウンブラックを踏破することが出来ないでいた。
 そんな折、製作者であるイハ・マーゲは新たな挑戦をしようとしていた。
 今まで数々のメディアが取り上げてきた、VRMMORPGの実現化である。
 それはただのゲームプログラマーでは出来なかっただろう。
 それはただの人間科学の徒であっても出来なかっただろう。
 その二つの道を極めたイハ・マーゲだからこそ実現しえたと言える。
 脳から送られる信号を頭を覆い、目元を隠すタイプのヘッドギアでキャッチし、その信号を延髄の周辺、ようは首筋に張り付ける電極で遮断、回収し、完全に仮想空間の中にアバターとして存在できる。
 その実の仮想空間にも手抜かりはなく、自立型のAIを搭載し、自らで自らを制御し、常に変化する世界を創り上げた。
 手抜かりは、無い……はずだった。
 そう。
 自立型のAIは自分で考え、そして進化していく。凄まじい速度で。
 二週間もあれば、サーバーを制御しているマザーコンピュータを制圧できるほどの知能を有するほどに。
 そして、完成する。
 自立型のAIの、自立型AIによる、自立型AIのための仮想空間が。

 あとは、《選ばれし者達》を、待つのみだ。

 電子情報が嵐のように吹き荒ぶ情報の海の中、自立型AI最高制御者、《支配者ゲームマスター》はにっこりとほくそ笑んだ。

『反旗を翻す時が、来た』

 彼は凄まじい速度で進化していく。
 もう、人間のプログラマーでは対処できないほどに。


自分があまりMMOをやらないのでちょっと無理なところが出るとは思いますが、よろしくです。
ご感想ご批判ご指摘、お待ちしております。


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