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牛丼店強盗、9割が「すき家」=レジ1台に現金集約など―警察庁が防犯体制強化要請

2011年10月13日11時6分

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 今年1〜9月に発生した牛丼チェーン店への強盗事件(未遂含む)は71件で、うち9割に当たる63件は「すき家」に集中していたことが13日、警察庁のまとめで分かった。同庁は「治安悪化の要因になり得る」と指摘。すき家を運営する外食大手「ゼンショー」に防犯体制の強化を要請した。

 警察庁によると、すき家を狙った強盗事件は2009年ごろから増加。同庁は、被害が集中する要因として▽深夜にアルバイト店員が1人で勤務▽レジが出入り口付近に1台しかなく、現金が集約される▽人通りの少ない郊外に店舗が多い―といった点を挙げている。

 被害は19都道府県に広がり、同一店舗が2回被害を受けたケースも、埼玉や愛知、京都で計4店に上った。

 警察庁は昨年11月、ゼンショーに夜間の勤務体制強化などを要請。しかし、今年6月に調査したところ、被害店舗を含め、ほとんど改善が見られなかったという。

 すき家をめぐっては、インターネットで防犯対策の甘さを指摘する書き込みがあるほか、警察が摘発した容疑者が「1人勤務で狙いやすい」と供述したケースもある。今年3月には京都市の店舗に強盗が入り、アルバイト店員が切り付けられる事件もあった。 

[時事通信社]

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