'11/10/14
海王丸、広島港に寄港
世界最大級の帆船、海王丸(2556トン)が14日、広島市南区の広島港宇品外貿埠頭(ふとう)に寄港した。15、16日の帆船フェスタひろしまで、公開訓練や船内見学会などがある。
航海訓練所(横浜市)の練習船。高さ50メートルのマスト4本に36枚の白い帆を張って進む姿は「海の貴婦人」とも呼ばれる。船員を目指す実習生116人を乗せて約3カ月間の訓練中で、6日に神戸港を出発した。
雨模様の中、近くの真野宏さん(83)は「地元もにぎわう。美しい船の姿を孫にも見せたい」と歓迎していた。
15日午後1〜3時半に全ての帆を張る訓練を実施。16日の午前9時と午後1時からの2回、デッキや食堂を巡る見学会を開く。18日に長崎港へ向け出港する。
【写真説明】実習生を乗せ、広島港に到着した海王丸(14日午前10時5分、広島市南区)