天使なんかじゃない7
テーマ:ブログみっくんは私に相談しながら
同時並行で
Aさんのご家族に話を聞きに行きました。
それまでAさんは自分のご家族を
とても悪く言っていたので
みっくんも真に受けて
とても悪い人たちだと思っていたのですが
お話しに行ってみると
Aさんの元旦那さまや
お子さんたちは
みっくんの話を丁寧に聞いてくれたそうです。
そして、ご家族から見たAさん像を
誠実に話してくれたそうです。
みっくんにとって一番大きかったのは
Aさんと同居している幼い息子さんの意見でした。
息子さんは、息子としてAさんをかばいながらも
みっくんが何を信じるべきで
何を信じるべきでないのか
子供なりの言葉で伝えてくれたそうです。
Aさんの「ヒーラー」の仕事のなかには
「遠隔」というものがあり
それは、目の前にいない人にパワーを飛ばして癒す、という
内容だったらしいのですが
「今から遠隔をやるから」とAさんが部屋に引きこもったとき
部屋をこっそり覗くと、
Aさんがお菓子を食べながら携帯をいじっていたことがある、などという話も
息子さんが教えてくれたのです。
みっくんがその後調べたところによると
Aさんは決して経済的には困窮しておらず
二千万円近い資産を持っていました。
そして、みっくんと入籍しなかった理由は
「子供手当て」でした。
Aさんが住んでいる市は、母子家庭に対する手当てが厚く
いろいろな手当てを併せると
毎月十万円近いお金が貰えます。
しかし、みっくんと入籍してしまうと
母子家庭じゃなくなるので、そのお金は貰えず、
みっくんとの共同資産だけになってしまいます。
みっくんが別れを告げに行くと
Aさんは荒れたそうです。
鬼のように形相になって罵ったり、
かと思うと、天使のようにしおらしく泣いて
「あなたが私を嫌になったなら去ればいい」
と言ったり
最後には静かに
「あなたが神に背きたいなら私は止めません」
と言ったそうです。
みっくんはこの言葉が怖くて、
精神的な後遺症にずいぶん悩まされました。