2011年 10月 13日
派遣社員殺害の容疑者逮捕から1週間
岡山市で派遣社員の女性を殺害したとして元同僚の男が逮捕されてきょうで1週間です。警察は凶器の刃物を男が事前に用意していたとみて犯行の計画性について調べています。この事件は先月30日、大阪市住吉区の無職住田紘一容疑者(29)が以前勤めていた岡山市北区の会社の倉庫で派遣社員の加藤みささん(27)を刃物で刺し殺害したとして逮捕されたものです。逮捕から1週間、会社には献花台が置かれ、同僚らが花をたむけて加藤さんの死を悼んでいました。これまでの調べで警察は犯行現場の倉庫に刃物が置かれていないことなどから、住田容疑者が事前に刃物を用意し、犯行に及んだものとみて計画性について調べています。

岡山市が来年度予算編成方針発表
岡山市は来年度の予算編成方針を発表しました。岡山市では来年度、約20億円の収支不足が見込まれることなどから来年度の各部局からの予算要求に対して要求額の上限、いわゆるシーリングを設定します。シーリングは今年度予算のマイナス3パーセントで7年連続のマイナスシーリングとなります。一方でシーリングは、2006年度から続いているマイナス5パーセントから2ポイント緩和されていて、主な理由として市では、国連の国際会議の開催が決定したのを受け、開催地にふさわしい都市作りに向けての施策を積極的に推進するためとしています。各部局からの予算要求は来月8日が期限で、来年度に向けた予算編成が本格的に始まります。

高梁川にアユの卵放流
減少傾向が続いているアユの漁獲量を回復させようと13日、倉敷市の高梁川でふ化する直前のアユの卵が放流されました。アユの卵の放流は高梁川漁協などが約20年前から毎年行っているもので、高梁川の河口付近で竹で作った筏に受精卵が付着した木の繊維をくくり付け放流しました。放流された卵の数は約2500万個でふ化した稚魚は約半年かけて海で成長し、来年の春に川に戻ってきます。卵の放流はすでに吉井川と旭川で行われていて合わせて5500万個の卵が放流されたということです。

津山産小麦の製品試食発表会
地産地消に向けた新たな取り組みです。津山市で13日地元でとれた小麦を使ったパンやラーメンなどの試食会が開かれました。この小麦は津山市で去年秋から試験栽培されている「ミナミノカオリ」と呼ばれる品種で、パンや中華めんなどに適した小麦です。会場には津山市内の業者がミナミノカオリを使って加工したパンやラーメン、餃子などが持ち込まれ、集まった人たちは歯ごたえのある食感を楽しんでいました。生産者や商工業者などで組織する協議会では今後、新商品を開発するなどして津山産小麦として広め作付面積を増やしたいとしています。