2011年10月09日

初めての島根県

/らーめん龍王@島根県出雲市にて塩らあめんとつけ麺/らー麺塩や@島根県松江市にて梅塩/天下一品学園通り店@島根県松江市にてラーメン/

 7時の列車に乗ろうとして6時に目を覚ましたまでは良かったけど猛烈な腹痛に襲われてしまいました。
 旅にはトラブルは付きものでとりあえず常備薬を服用してもう一度横になって様子を見ます。
 知らないうちに寝込んでしまったようで起きたら8時近くでしたが何とか腹痛は治まりつつあるので出掛けることにしました。
 そのまま腹痛が治まらなければ食べ歩きではなく観光地を回ってもいいですし。

 今日は全線を鉄道の日記念きっぷの予定でしたが寝坊した時間を完全に取り戻すのに2770円かけて特急スーパーまつかぜで米子へ向かいます。
 米子で在来線に接続するところで追いつきました。

 お昼まで何も食べないのも辛いかと思って駅弁を買ってしまいました。
 おいなりさん三つに太巻き四つの一番安い410円でしたがゆっくり噛んでゆっくり食べました。

 初めての島根県。
 出雲大社も宍道湖もどこも観光しないけれども。

 一軒目は出雲市駅から歩いて10分ほどのらーめん龍王@島根県出雲市です。
 ラーメンの幟が無ければ見逃してしまいそうな民家を改造したような店構えですがお昼時ともなれば店先に人が溢れかえっているので見逃さないでしょう。
 店先には「当店の麺は卵入り自家製麺です 切り歯22番 手もみ風細縮れ麺です」の立て札が入口に立てかけられています。
 ガラッと戸を空けたらテーブルに2人で座っていた人が相席を快諾してくれてすぐに座れました(今回の旅はこういうことが多いです)。

 店内はカウンター3席と5席、4人掛けテーブルが2卓で椅子もテーブルも低めで年配の人も楽に座れる感じです。
 メニューはラーメンもつけ麺も一体どれを食べたらいいのか分からないほど豊富ですのでスタンダードと思われる塩味から食べてみることにしました。
 BGMは店員さんの掛け声だけという店内もいいですけどテレビがついていると待ち時間が短く感じられますね。

 15分ほどして塩らあめん480円が角盆に乗せられて運ばれてきました。
 見るからにスープと麺を味わうラーメンでトッピングがシンプルなスッキリした麺相です。
 塩味は豚骨ダシをメインに煮干しダシや野菜ダシをふんわりと優しくまとめ上げてあって特別に凄いと言うことは無いけれどもとても落ち着く味わいです。
 柔らか仕上げの切り歯22番の細麺がとても美味しくてスープを良く吸い上げ
ます。

 チャーシューは薄めの角切りが添えてあるという感じでメインのしっかりと茹で上げたマメモヤシの食感がとても気持ちいいです。
 半身の味玉に板海苔と彩りも忘れていません。
 値段が安いこともあって量が少ないのでもう一杯食べようと外で沢山並んでいるお客さんに心の中で「ごめんなさい」と謝りつつ店員さんにつけ麺をお願いしました。
 もう一杯食べることに店員さんは全く動じませんでしたので二杯食べるお客さんはちょくちょくいるのでしょう。

 10分ほどでつけ麺600円、割りスープと七味唐辛子付きが添えて運ばれてきました。
 つけ汁は豚骨魚介ではありますが訪問される客層を考えて濃厚にするはずもなく、熱々にすることもなく、麺を締めすぎることもありません。
 あくまでもざるそば風で、中細麺は程々に締められていて人肌程度の温度のつけ汁が実によくあいます。
 1玉半はありそうな麺量でつけ汁の器を手で持って一口分を浸してずずっと食べます。

 チャーシューは味付けがされていて、ワカメはそのまま、半身の半熟玉子と茹でモヤシが麺皿に添えられていました。
 ラーメンの麺より太い麺でしたがそれでも十分に細い麺でした。

 麺を食べ終わったら割りスープでつけ汁を割るのですがせっかくだから七味唐辛子を振りかけました。
 ご馳走様でした。
 とても美味しかったです。

 駅へと戻って松江へ戻ります。
 以前は旅に出てもお土産は一切買わなかったのですが最近は買うようにしています。
 買う場合は一番遠い場所と決めているのでここ出雲で買うことになります。
 出雲にはもう一軒行きたいラーメン屋さんがあるのですが駅からちょっと遠いのでまたの機会にしてしまいました。

 来た時に見かけた宍道湖。
 次に来た時にはちゃんと電車を降りて湖の近くまで行ってみたいですね。

 二軒目は松江駅から徒歩30分以上の島根大学そばのお店です。

 さすがに県庁所在地なのでどれに乗ったらいいのか分からないくらいバスが走っていますね。
 何とか島根大学行きのバスを見つけて乗ると200円均一で都バスと同じなんですね。
 島根大学前の一駅(?)手前のバス停で降りたところでお昼営業の終了時間まであと10分しかありません。
 ゆっくり歩いても時間に間に合わないと言うことはないけどスープ切れとかお客さんが途切れたから暖簾をしまってしまうということもあるので足早に歩きます。

 らー麺塩や@島根県松江市に到着してみると暖簾はしまわれていなかったので良かったです。
 4人掛けテーブルが3卓はおけそうなスペースを空けて厨房を囲むL字カウンターが10席と5席のみに数人のお客さんがラーメンを食べています。
 空いている席に座ってオーダーを通してお冷やを飲みながら厨房を覗くと店主さんが東京ラーメンショーのTシャツを着ています。

 そういえば来月には今年もラーメンショーが開催されるなぁと思い出しましたがそういうことでじゃなくて。
 島根県のラーメン屋さんを探した時になんか聞いたことがある店名だと思ったんだけど去年のに出店されているのですね。
 ちなみに私はラーメンショーに行っていないので東京では食べてはいません。

 数分で梅塩650円、おおちゃんとした梅塩ではありませんか。
 巷で見かける「梅塩」とは塩ラーメンに梅干しか梅肉を乗せる程度ですがジュレ状の梅肉をスープにしっかりと溶かし込んであります。
 ここまで溶かし込んであるとかなり酸っぱいかなと構えて飲んでみるとモンゴル塩で作った塩だれベースに豚骨の清湯スープを合わせてあってかなり美味しいです。
 東京ラーメンショーに出ただけのことはありますね。

 スープに感激しつつ丸い細麺を手繰って食べてみるとスープに負けず劣らず美味しいです。
 自家製麺とまごうばかりのぱつんぱつん食感です。
 トッピングは柔らかいチャーシュー、茹でモヤシ、太めのメンマ、梅干し(種は抜かれています)、貝割れ大根、板海苔。
 シャキシャキした茹でモヤシが美味しかったです。
 ご馳走様でした。
 奥のレジで会計してお店を後にしました。

 ほう、これが島根大学か。
 一生のうちで目の辺りにすることがあるなんて考えたことはなかったけど。
 大学の近くには喫茶店、ラーメン屋、カレー屋、と定番のお店がありそうなのですがそこはそれ国立大学だからでしょうか。
 ラーメン屋とカレー屋は数軒ありましたが喫茶店は見当たりませんでした。

 目当てのお店はすぐそばにあるので食べてすぐに帰るという手もありましたがちょっと休憩していこうかとガスト松江北店に入りました。

 明らかに大学そばの喫茶店の位置付けですけれどお店に来ていた学生は食事とドリンクバーを楽しんでいてドリンクバーだけのお客さんは私だけです。
 飲み放題だからといって沢山飲んでしまってはお腹いっぱいになってしまうのでエスプレッソを三杯だけ飲みました。

 ガストから歩くこと5分でアイフォーンが指し示す地に着きましたがラーメン屋が見当たりません。

 通り沿いではないのかと行き止まりの道を覗くと天下一品学園通り店@島根県松江市が一番奥に見えました。
 なぜ通り沿いに建てて通りすがりの人に認知しやすくしないのかは分かりませんが長く営業されているようですね。
 お店の中央にある入口から店内に入ると店内中央の廊下を挟んで両側が全く同じ構成でカウンターが6席と4人掛けテーブルが3卓の18席ずつとなっています。
 お客さんは誰もいないから厨房に少しでも近い方がいいかと右手のテーブル席に座りました。

 オーダーしようとメニューを見たら天下一品米子店そっくりでどうみても同一系列です。
 全国チェーン店で同一系列という表現は適切ではありませんがコアな天下一品ファンにとっては極当たり前の表現ですね。
 米子店と同じように学生割引のメニューがありますがこちらではセットのメニューが「餃子」「コロッケ」「トンカツ」「白身フライ」「メンチカツ」「カレーコロッケ」から選べます。
 大学がこんなに近くにあればこのくらいは当たり前なのかな。

 しばらくするとこってりラーメン650円が天下一品開店40周年記念ドンブリによそられて運ばれてきて「ゆで玉子一個サービスしていますのでお持ち下さい」と声を掛けられました。
 テーブルに持ってきてくれることなくレジ脇に置かれたゆで玉子を一個と振りかけ塩を取りに行きました。
 先ずはスープを飲んでみると粘度はほどほどながら濃厚な味わいで米子店そっくり、こういう経験ができるから地方のラーメン屋さん巡りは止められません。
 天下一品の麺はほどよい茹で加減でスープによく合っていてとても美味しいです。

 ドサッと乗せられた刻みネギをどけてチャーシューを食べてメンマも食べました。
 盛り付けの雑さも米子店そっくりだなぁと感じながら食べ終わってしまいました。
 ご馳走様でした。
 お会計の時に「米子店とそっくりですね」と店員さんに声を掛けたら出雲店を合わせた三店舗が同じオーナーとのことです。
 すると鳥取に残った一軒が気になるところですがちょっと行かれそうもないです。

 米子店ではレジ台に置かれていたクジをはいっと渡されましたが学園通り店ではレジ台の下にしまってあったクジをハイと渡されました。
 全く期待していなかったのでそのまま手に持って店を出ました。
 店を出たところでとりあえずクジをめくってみると100円割引券ではなくてドンブリがあたりました。
 すぐに引き替えなければダメと書かれていたので引き返して景品と引き換えました。

 通りの道をまっすぐに南下すると松江駅なので30分ほど歩くかと歩き始めるとバス停があったので時刻表を見ると10分ごということで待ってしまいました。
 道路が渋滞していたみたいで20分ほど待ってバスが来ました。

 米子で乗り換えて各駅停車で2時間半乗って鳥取駅に着きました。
 鳥取県の天下一品は鳥取駅の隣の湖山駅にあるのですが電車は一時間に一本しか無いので行って帰ってきたら2時間以上掛かってしまいます。
 明日の朝が早くなければ頑張るのですが今回は見送りました。

posted by 管理人 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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