機動戦士ガンダム1stは1979~1980年。
機動戦士ガンダムZ(2nd)は1985~1986年。
機動戦士ガンダムZZ(3rd)は1986~1987年。
事実上の完結となる逆襲のシャアは1988年。

その後もずーっと、現代に至るまでガンダムシリーズは継続しています。
凄いです。凄すぎ。その間、子供達はドンドン入れ替わっているのに。
ま、ロボットアニメ界の水戸黄門様みたいなもんですかな。


本編でも時々、引用したり、たとえ話に使うので、少し補足説明を。

あまり知らない人に、要約をお教えします。

興味が向いたら、是非ご自分の目で、オリジナルにあたること。
「百聞は一見にしかず」
そう、皆さんの大好きな(??)、医学論文と同じですよ(笑)。
よりよい人生に役立つ、名言の宝庫なんですわ。
これは冗談ではありません。100%本気です。

ところで。
1stとZの最大の違い。
これは、女性キャラの多様性です。
実に多種多様な、女性パイロット(戦士)が登場するんですな。
で、男顔負けの大活躍をする。
影の主役と言ってもいいでしょう。

ホント、アニメなんですけれど。
美人で男前な女性って素敵です。かっこよすぎ。

でね。何でそんなことになっちゃったか。
ヘンでしょ。いくらなんでも、おかしいと思いませんか?

「女性がこれだけ戦場に出るのは、異常だ」
なんて、キャラがつぶやくシーンすらある。

これはね。アニメ放映時に答えがあるんですよ。
なんのことはない。1985年の世相を反映してるだけ。

あの「男女雇用機会均等法」なんですね。
この年、女性総合職が、日本に大量発生した。
その姿を見た、富野監督が、ちょいとネタにしたわけです。
未来は、こうなるに、違いない。

現実もその後追いをしてるでしょ。
米軍、女性兵士、沢山居ますよね。
自衛隊も、じりじり女性比率向上中。

医療、医師の世界も、実はそうでしょ。
最後の砦が医師なんですよ。
モビルスーツのパイロットと同じく、花形ですもんね。
やっぱ。

で、ホラ。もう、肉体労働じゃないでしょうに。
手術ですら、内視鏡や、ダビンチみたいなヤツが入って。
気がつけば、体育会系力仕事じゃなく、
手先の器用さ、きめ細やかな感性が重要視される時代。

でしょ。皆さん。
モビルスーツってのは、そういうものですし。
いわば、人間力へのCAD(コンピュータ支援診断)ですわ。

だからね。絵空事じゃないんだよ。
医師の世界で、女性が男性を数で上回るのは、そう遠い将来じゃない。
もしそうなったら、偶然と思わない方がいい。
歴史の必然なんですよ。

アオサギさんは、別に皆さんを欺こうとしてるわけではございません。
多面的に解析し、それなりに確信しているんです。
他業界で起こった必然は、別の領域にも、確実に投影されるのね。

だからね。

著者であるアオサギさんを含め、典型的なオールドタイプの皆さん。
これで多少なりとも理解出来たでしょう。

最も発想が自由かつ柔軟な、Jポップカルチャーを、バカにしないでね。
なんのことはない。
未来予想図は、隣のアニメなんですよ。

「日本現代文化は未来予想図の宝庫」とも言えるね。