■韓流作品が邦画を抜いた?
2011年10月6日発売の「
女性セブン2011年10月20日号」が
韓流などアジア作品の人気が邦画、洋画の人気を抜いたとする記事を掲載していることが
NEWSポストセブンの引用記事で紹介された。
レンタルDVD一番人気は洋画、邦画抜いて韓流らアジア作品
この記事によると、
韓流ドラマが伸びを大きな伸びを見せているということらしい。
「今年5~7月、もっともレンタルされたのは韓流を含むアジアジャンル。洋画、邦画を抜いて、レンタル数トップという過去にない伸びを見せています。中で も、2010年の夏にブレイクした『美男<イケメン>ですね』は、全国で450万回以上レンタルされた怪物的ヒット作です」
このような関係者のコメントが引用され、以下のランキングが公開されている。
1位 美男<イケメン>ですね
2位 トキメキ☆成均館スキャンダル<完全版>
3位 イタズラなKiss~Playful Kiss
4位 パスタ~恋が出来るまで~
5位 美男<イケメン>ですね<デラックス版>
6位 チュノ~推奴~
7位 お嬢さまをお願い!
8位 メリは外泊中
9位 天使の誘惑
10位 華麗なる遺産
11位 イ・サン
12位 鉄の王キム・スロ<ノーカット完全版>
13位 クリスマスに雪は降るの?
14位 コーヒープリンス1号店
15位 幻の王女チャミョンゴ
16位 恋愛マニュアル~まだ結婚したい女<完全版>
17位 シンデレラのお姉さん
18位 僕の彼女は九尾狐<クミホ>
19位 善徳女王
20位 個人の趣向
(参考:
NEWSポストセブン|レンタルDVD一番人気は洋画、邦画抜いて韓流らアジア作品)
これは、
韓流・アジア作品のランキングであり、韓流作品ばかりなのは当たり前である。
確かに記事の中には――
韓国ドラマのレンタルDVDベスト20。(2011年上半期(1~7月)『TSUTAYA』調べ)
――と書かれているが、記事の流れから
韓流ドラマが邦画、洋画を抜いてレンタル数が多いような印象を受けるような記事ではないかと疑問になる。
■本当のTUTAYA上半期レンタルランキン
実際に、7月14日には、TUTAYAのニュースリリースで上半期の総合ランキングが公表されている。
この発表には韓流ドラマはベスト20には全く入っていない。ベスト20の内10作品が邦画であり、
邦画の健闘が目立つというリリースになっている。
韓流ドラマ、映画が本当に躍進しているならば、
総合レンタルランキングベスト20に1件も入っていないというのは何故なのだろうか?NEWSポストセブン|レンタルDVD一番人気は洋画、邦画抜いて韓流らアジア作20110714TSUTAYA-DVD-rentals-ranking-halfyear.pdf (application/pdf オブジェクト)