矢野沙織オフィシャルブログ

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非国民

みなさんこんにちは。
元気ですか?
私はまぁまぁです。


さてさて、一体これからどうなってしまうのでしょうか。

避難区域が解除されてしまい、福島から遠く離れた土地のキノコから猛毒物が検出されているのにも関わらず福島の米が全面出荷になりました。
「米からの放射性物質は検出されませんでした。」と。
いや、正直それ嘘だろ、普通に。

随分前から静岡の緑茶からでさえもセシウムが出ているとニュースになっていました。
最近は、堂々と「混ぜ混ぜして薄めてるんで大丈夫で〜す。」とニュースでやっています。
いや、全っ然そういう問題じゃないだろ、普通に考えて。

少し前に、沖縄県国際通りで物産展がやっていました。
今日の夕飯の買い物でもしようかと電話をしながら露店を見ていたのですが、そこには何とも水々しく美しいとうもろこしや葉野菜が並んでいました。
フと立て旗を見ると「福島物産展」とありました。
申し訳ない話しではありますが、私は放射能を含んでいる可能性のある作物の一切を口にはしたくない意志を持っている為、電話口だったこともあり、
「あ、福島産だったわ。」
と言い電話を切りました。
すると、店屋のおじさんが、
「おい、ガキ、ちょっと待てや。」
とかなり乱暴な口調で私を引き留めました。
「あ、すみません。でも”福島産だった”と言っただけですよ。それにしてもガキっちゅう物言いは気に入らないんだけど。どうかした?」
と前置きした上で話しを聞こうと立ち止まると、まぁまぁよく解らないことを言う言う。要約すると、
「作った人の気持ちなんか解らないだろう。」と。
「じゃあなにかい、おやじさんは百姓なのかい?丁度気になってるからどんな気持ちか教えてくれや。」と聞くと、「百姓ではない。」と。
「え、じゃあなにかい、おやじさんは漁師かなんかかい?」と聞くと、「違うけど。」と。じゃあどの口がそれを言うんだか。
「え、じゃあなにかい、お百姓が可哀想だから一億総被爆をしないと非国民かい?そんな思考はまるで某大戦中だな。」
と言うと、
なんだかんだともごもご言いながら側にあったポリバケツを蹴飛ばして、どこかへ行ってしまいました。
いい歳の紳士がガキ呼び止めておいてそりゃないよ、と。

確かに、補助金惜しさに避難区域を解除されてしまっては、いくら日本中に農地が余っていて農業をする若者が減っていようが色々難しいのでしょう。
その上、確かに私は農作業は少しもした事がありませんから、農家の方々の痛ましい努力は測り知ることはできません。

ただ、
何を食おうが自由なはずです。
何を言おうが自由なはずなのです。
それが例え非国民と言われようが。
ペンコメント(10)

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