無理やりパン食べさせ2歳長男死亡 母親に懲役3年の実刑判決 東京地裁
東京・町田市で、2歳の男の子が無理やりパンを食べさせられ、喉に詰まらせて死亡した事件の裁判で、東京地裁立川支部は、母親の女に対し、懲役3年の実刑判決を言い渡した。
無職の名取理枝被告(28)は、2011年4月、町田市の自宅で、当時2歳の長男にパンの塊5つを無理やり食べさせ、喉に詰まらせて死亡させた重過失致死の罪と、2010年に長男を棒状の物などで殴り、けがをさせた傷害などの罪に問われている。
12日の判決で、立川支部は、「棒などで殴る行為は、しつけのためという面があったとしても、大きく逸脱していた」として虐待を認めたうえで、「わずか2歳で死亡させた結果は誠に重大」と指摘した。
一方、「被告は幼少時、母親から虐待を受けていたようで、そのことが影響を及ぼしていた可能性も否定できない」として、求刑5年に対し、懲役3年の実刑判決を言い渡した。
(10/12 17:13)