東京・町田市で2歳の男の子がパンを口に詰め込まれて死亡した事件の裁判で、被告の母親に対して懲役3年の実刑判決が言い渡されました。
名取理枝被告(28)は今年4月、町田市の自宅で、長男の流紘ちゃん(当時2)の口にパンを押し込んで窒息させ、低酸素脳症で死亡させた罪などで起訴されました。12日の判決で、東京地裁立川支部は「背中を棒状のもので殴り、平手で頬を思い切り殴った」などとして虐待があった事実を認めました。そのうえで、「感情に流されるまま軽率、危険な行為を行った。強い非難は免れない」として、名取被告に対して懲役3年の実刑判決を言い渡しました。