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2011年10月13日12時35分

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劇作家の斎藤憐さん死去 「上海バンスキング」

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写真拡大斎藤憐さん

 音楽劇「上海バンスキング」の作者で、劇作家の斎藤憐(さいとう・れん、本名安彦憐〈あびこ・れん〉)さんが、12日午前9時6分、食道腫瘍(しゅよう)による肺炎のため東京都杉並区の自宅で死去した。70歳だった。葬儀は近親者だけで行う。後日お別れの会を開く予定。

 朝鮮・平壌生まれ。俳優座養成所を卒業後、串田和美、佐藤信らと劇団「自由劇場」を結成。1979年初演の「上海バンスキング」(岸田国士戯曲賞)は俳優がジャズを生演奏し、吉田日出子が歌う舞台で、400回以上上演され、2度映画化もされた。他に歴史劇も多く手掛けた。「カナリア」で菊田一夫演劇賞、05年初演の「春、忍び難きを」で紀伊国屋演劇賞と鶴屋南北戯曲賞を受賞した。

 93年の日本劇作家協会設立に尽力し、事務局長、専務理事として活動を支えた。東京都杉並区の劇場「座・高円寺」では、行政や地域の人々と劇作家らが協力して劇場を運営する仕組みをつくり、09年の開場時から館長を務めた。

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