TPPに「例外品目認めず」米農業団体が改めて強調(10/13 14:55)

 アメリカ議会がFTA=自由貿易協定を承認したことで、次の関心はTPP=環太平洋経済協定に移っています。アメリカの農業団体トップが、「全農産物を対象にするべきだ」と例外品目は認められないと主張しました。

 全米農業連合会、ボブ・ストールマン会長:「我々がいつも主張しているのは、すべての農産物を対象にする必要があるということだ」
 自由貿易の拡大を推進する超党派の議員集会に参加したストールマン会長は、「日本の農業団体がTPP参加に反対なのは知っている」としたうえで、仮に日本が交渉に参加してコメの関税率などについて「特別扱い」を求めても認めるべきではないという考えを示しました。TPPの骨格を決める話し合いは、各国の思惑が衝突して進んでおらず、集会に参加した議員からは先行きを心配する声も上がっていました。

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