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【楽天 山崎武司の週刊日記 熱く 激しく 時々優しく】楽天 山崎武司インタビュー

【野球】

楽天SocialNewsに投稿!
2011年10月11日 掲載

「球団からのコーチ就任要請に『まだ現役でやれる』と思った自分に驚いた」

<退団の真相激白!>

「こんなに寂しいヒーローインタビューは初めてです」
 10日のロッテ戦を最後に、楽天のユニホームを脱ぐことになった筆者は、Kスタ最後のお立ち台で涙を流してこう言った。
 最後の打席は七回。4番ガルシアの代打として起用され、痛烈な中前打を放った。試合後のナインの目は真っ赤。最後のバッターを抑えた小山はベンチに戻るなり帽子であふれる涙を隠し、成長株の銀次はタオルで顔を覆った。鉄平、嶋、中村、中島といった選手の顔もグシャグシャ。最後は「まだ現役でやるんだから(落とさないように)頼むよ」と冗談を飛ばしながら、182センチ、100キロの巨体がナインの手で何度も宙を舞った。

<「イーグルスで野球人生を終える」が口グセだったが…>

 複数年契約の報道も出る中で決まった突然の戦力外通告。9日の記者会見で「球団と1週間話し合って決めた」と話した筆者。この1週間、何があったのか。真相を聞いた。

<悩みに悩み抜いた10日間>

 ――急なことでビックリしましたが、今回のような決断をするにあたって、どんな経緯があったんでしょうか。
「今まで『とにかくイーグルスのユニホームを着て野球人生を終わらせよう』というのが、自分の中でこだわっていた部分だった。『自分はもうイーグルス以外考えられない』と思い込んでいたから、米田代表から『楽天でコーチをやってほしい』と言われたとき『まだ現役でやれる』と思っている自分に驚いた」
――コーチで若手を育てようという気持ちにはなれなかった?
「うん、どうしても消化しきれなかった。このまま(選手として)イーグルスのユニホームを脱ぐというのが納得できなかった。10日間くらい、悩みに悩み抜いてギリギリまで迷って(他球団での現役続行を)決めた」
――決め手は息子さんの言葉だと聞いていますが。
「もちろんいろんな人の意見も聞いて、大勢の人が『納得するまでやった方がいい』と言ってくれたのもあるけど、一番の決め手は、息子の言葉だね。『僕はもうちょっと頑張ってほしい』と言われてね。オリックスをクビになったときもそう言われて、イーグルスに拾ってもらってここまできたから……。相当リスクの高いことだとは分かっているけど、もう少し頑張ってみようと。普段は息子に父親らしいことを何もしてあげられていないから、ここで頑張らなきゃいかんなと」

<田淵コーチとの確執に答える>

 ――9日の記者会見では「コーチとの衝突もあって」と首脳陣との確執も明かしていましたが、それも退団の一因ですか。
「あれは、コミュニケーションの行き違い。ケンカはしていないんだよ。報道を見ると、ボクが田淵さんと大ゲンカしたみたいに書かれているけどそうじゃない」
――実際は何だったんですか。
「こっちのお願いがきちんと伝わっていなかったということ。こういうことはボクだけじゃなかったしね」
――スタメン落ちを事前に告げられなかったこともあった。
「それ自体は何とも思っていない。結果が出ていないんだから。でも、スタメンで出る場合は試合前に準備が必要になってくる」
――具体的に言うと?
「(右手薬指骨折や足、腰の故障を抱える)ボクの場合、ボルタレン(痛み止め)を飲むんだけど、胃の調子が悪いから、胃の薬も飲まないといけない。でも、試合に出ないなら薬を飲んでも意味がなくなる。だから、田淵さんに『スタメンじゃない場合は教えてください』って前から言っていた。なのに、それを言ってくれなかったから、『こちらもお願いしてるんですから、1回言ったことはきちんとやってください。自分は2年目、3年目の選手じゃないから何の説明もなかったら分かりませんよ』と強い口調で言ったら、これがケンカだ、口論だと言われてしまって(笑い)」
~2011年10月11日以前の記事~

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