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'11/10/12

中国5県避難者、岡山が最多


 東日本大震災から7カ月の11日までの中国地方5県のまとめで、被災地から5県に避難している人は計1482人。県別では8月以降、岡山が広島を上回り最多となっている。岡山県は、市民団体による自主避難者受け入れ支援の広がりが影響しているとみられる。

 各県によると、全国避難者情報システムの登録者数は、岡山486人▽広島472人▽山口195人▽鳥取183人▽島根146人―。6月9日時点では広島321人、岡山246人などで、岡山県内への避難者増加が目立っている。

 岡山県で避難者受け入れに積極的に取り組む市民グループの一つが、岡山市の「おいでんせぇ岡山」。5月にホームページを開設し、住宅や交流会の情報をブログやメルマガで発信。これまで40家族約100人が同団体を通じて同県を避難先に選んだという。

 10月に入っても1日6、7件の問い合わせがある。おいでんせぇ岡山のスタッフ岡将男さん(57)は「自主避難は行政の支援が手薄で、支援団体も少ない。民間の動きが活発な岡山が選ばれているのでは」と分析する。




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