2011-09-25 15:33:20

制作の時の気持ち…のお話

テーマ:ブログ
どうも、皆さん。
とむはっくです。


久々のお知らせであります。
音楽担当させて頂きました『僕は友達が少ない』略して『はがない』が10月6日よりTVアニメ開始です。

$音楽家のあれやこれや~♪Ver 2!!





この画像のことで、ちょっとだけ小話。


僕たちのような一般的には『業界関係者』と言われる業種の人達は、こういう商品が毎回出る度に『サンプル品』というものを頂くわけです。
発売日の1週間前であったり、頂く時期は微妙に前後するのですが、パッケージの後ろに”サンプル”などの文字が入った商品サンプルを頂くのです。
中身は一緒です。


しかし…!!
最近、サンプル品を頂く前に『商品を事前に予約して、自分のお金で買う!』ということをやっています。
もちろんこの”はがない”の原作、漫画も自分のお金で購入。
世間体的に自分を良く見せるため、ざわざわそんなことをするんですか?
と言われればそれまでなのですが(笑)
実は色んな想いがあるのでふ…

一つは原作へのリスペクトの気持ち。
二つ目は自分が携わる作品への愛。
だったりします。(はがないは単純に原作のファンになってしまったという想いもありますが…笑)

僕たちのような仕事、ようするに作編曲家っていうのは、アーティスト、またはアニメ、またはゲームなどなど、元々実在するアーティスト、または作品に合わせて音楽を創るっていう仕事なのです。


…が、


こういう仕事で一番大切なのは『関わる作品そのものを愛する気持ち』だと思っています。
はがないに関して言えば、お仕事のお話を頂いてから、嘘や偽り無く、毎日就寝前に原作を読んでいます。(ほんとです。全巻読み終わったらまた1巻から読んでます。その繰り返し。笑)

アーティスト様のお仕事であればちゃんとそのアーティストのこれまでの作品を隅々まで聴きますし、どんなビジュアル的な見せ方なのかなどなども研究します。
アニメであれば、今回の監督はどんな監督なのだろうとか、これまでどのような作品を作ってきたアニメーションの会社なのか、原作の一番の魅力ってなんなんだろう、なんで人気があるのだろう、などなど自分で言うのもおこがましいのですが、その作品を隅々まで熟知して、そして愛するっていうことから始めます。

僕の周りでご一緒して頂く仕事仲間の皆さんも、多種多様なお仕事の仕方があって、僕とは全く逆の原作をほぼ読まず、商品として冷静な判断を下すべく一歩引いた第三者の目線で仕事する、という方もいらっしゃいます。
それとは別に中間なポイントで仕事する、原作を読んで、キャラの名前を覚えた程度で、作品の『匂い』を感じたくらいの立ち位置で仕事をする人。
本当に十人十色で色々なやり方があります。


僕は最初に話した通り、かなり作品の世界に足を突っ込んだ状態で仕事をする人間で、むしろその場所でないと居心地が悪い感じさえしてしまう、そんな性格だったりします。






ものすごい長く書いてしまいましたが…
意外と当たり前のどうでも良い話だった…かも(苦笑)
ごめんさい。

そんなこんなではがない10月6日より放送開始です。
放送局や諸々の詳細は公式HPをご参照ください。

http://www.tbs.co.jp/anime/haganai/

関わった身として、どんな絵になるのか、どんな演出なのか、どんなOPEDの映像なのか、どんな音楽の使われ方をされているのかなどなど、とっても興味津々でもあります。
そこは視聴者の皆さんと同じ気持ちであると思います。
楽しみです。




今日もせっせと曲作りです。
それではまたの機会に~。
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