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最高の料理を復興の力に、平塚の5市民団体が南三陸町でイベント開催へ/神奈川

2011年7月30日

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「大晩餐会」の打ち合わせをする「平塚南口有志会」の石川代表(左)と尾鷲さん

「大晩餐会」の打ち合わせをする「平塚南口有志会」の石川代表(左)と尾鷲さん

 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町を支援しようと、平塚の市民グループ5団体が8月5日、南三陸町の歌津中学校体育館避難所でコンサート、落語、食事の会を行う。特に食事は「大晩餐(ばんさん)会」と銘打ち、平塚の料理店8店でつくる「平塚南口有志会」に、市内外のホテル料理長2人が加わり、「最高の料理」を出す計画。シェフたちは「真心を込めた一流の料理を楽しんでもらいたい」と意気込んでいる。

 「暮らしと耐震協議会」(木谷正道理事長)などが企画した。福祉施設などでギターの弾き語りをしてきた木谷さんに、宮城県内の支援団から同避難所での心のケアの依頼があり、第1回のイベントを5月に実施。木谷さんらがコンサートを行った。

 8月の第2回には、協力の申し出が続いた。その一つが、平塚駅南口の和食、フランス料理、イタリア料理、バーなど8店でつくる「平塚南口有志会」。代表で海鮮和食家「いしけん」(代官町)の石川賢一さんは「おいしいものを食べ、復興へのエネルギーにしてもらえれば」と話す。

 避難所ではさまざまな炊き出しが行われてきた。有志会で考えたのが「最高の料理」。各店の自信の料理を出すことを決めた。意気込みを知り、市内のホテルが銀食器を貸してくれるほか、市内外のホテルの料理長2人も加わった。

 食事会はバイキング形式で、メニューはすし、牛肉の煮込み、中華スープ、デザート、ノンアルコールのオリジナルカクテルなど。1人分は1万円近く。約300人分を用意する計画だ。フランス料理「マリー・ルイーズ」(松風町)の尾鷲幸男さんは「自分たちにできることは料理しかない。食の楽しさを味わってもらいたい」と語る。

 イベントでは、「南三陸町民憲章」に各自が曲を付けて歌う「南三陸のうた」フェスティバルも開催。木谷正道&心の唄バンドなどが演奏を披露する。平塚出身でブラジル音楽のピアニスト今井亮太郎さん、ハーモニカの片倉広義さんがオープニングコンサートを担当する。アマチュア落語家の楽志亭壱生さんの落語公演があり、最後に鎮魂の線香花火も行う。

 大晩餐会へのカンパも募集中。問い合わせは、イシケン電話0463(24)4422。

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