「すき家」強盗頻発で警察庁要請
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「すき家」強盗頻発で警察庁要請

10月13日 10時5分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

全国チェーンの牛丼店「すき家」を狙った強盗事件が相次いでいるにもかかわらず店舗の防犯対策が進んでいないとして、警察庁は「すき家」の運営会社に対し夜間の勤務態勢などを強化するよう文書で要請しました。

警察庁によりますと、牛丼店を狙った強盗事件はおととしごろから相次ぎ、ことしは先月までに合わせて71件、被害額はおよそ1200万円に上っています。このうち90%近い63件が「すき家」で発生していて、中には店員がけがをしたり同じ店舗が再び被害に遭ったりするケースも出ています。警察庁は、去年11月、運営会社の「ゼンショー」に防犯対策の強化を口頭で要請しましたが、ことし6月に被害に遭った店舗を調査したところ、ほとんどの店舗で改善が見られなかったということです。このため警察庁は「ゼンショー」に対し、改めて夜間の勤務態勢の強化や多額の現金を保管しないことなどを文書で要請するとともに全国の警察に店舗への防犯指導を徹底するよう指示しました。警察庁が特定の企業に要請を行うのは異例だということです。