米ぬかに基準超の放射性物質
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米ぬかに基準超の放射性物質

10月12日 23時3分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

宮城県白石市で収穫されたコメの「ぬか」から、放射性セシウムが国の暫定基準値を超える1キログラム当たり668ベクレル検出され、宮城県では食品などに使わないよう指導することにしています。

宮城県は、原発事故を受けて行った新米の検査で、玄米から国の暫定基準値以下だったものの一定量以上の放射性物質が検出された白石市の旧越河村と気仙沼市の旧津谷町の2か所で、国の指導に基づいて、玄米を精米したときに出る「米ぬか」の放射性物質の調査を行いました。その結果、今月7日に旧越河村で採取した米ぬかから、放射性セシウムが国の暫定基準値の1キログラム当たり500ベクレルを超える668ベクレル検出されました。県では旧越河村の米ぬかについては、食品に使わないよう農家や精米業者などに指導することにしています。また、旧津谷町の米ぬかからは1キログラム当たり370ベクレルの放射性セシウムが検出されました。飼料に使える暫定基準値の300ベクレルを超えたため、県では飼料として使わないよう指導することにしています。宮城県は「米ぬかは玄米の表面にあることから、放射性物質が付きやすかったのではないか」と話しています。宮城県では、2つの地域の玄米はできるだけ地域内で精米するよう要請することにしていて、「県産米の安全性は確保されており、問題ない」と話しています。