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<空間放射線量>世田谷の区道で2.7マイクロシーベルト

毎日新聞 10月12日(水)21時16分配信

 東京都世田谷区は12日、同区弦巻5の区道で、国際放射線防護委員会の基準などを基に区が独自に算出した安全の目安とする空間放射線量(毎時0.23〜0.25マイクロシーベルト)の約11倍にあたる最大毎時2.70マイクロシーベルト(6日現在)を測定したと発表した。区は「通行するだけでは身体に影響はない」としているが、住民の不安に配慮し、周辺を立ち入り禁止にする緊急措置を取った。

 ◇区の安全目安の11倍

 区環境保全課によると、区民が3日、区道の歩道部分を簡易測定器で測定し「放射線量が高いようだ」と報告。区が圧力洗浄した後、6日に9カ所を測定したところ、0.08〜2.70マイクロシーベルトを検出した。地上5センチ、50センチ、1メートルの3段階で5回測定し、その平均値を出した。

 区道は住宅街にあり、区立松丘小の通学路に指定されている。歩道部分は車道より低くなっていることから、同課は「雨水が集まり、放射線量が高くなった可能性がある」としている。今回の結果を受け、区は子供の安全確保のために今月下旬〜11月、区内にある258カ所の公園の砂場で空間放射線量を測定することを決めた。

 区道で測定された2.70マイクロシーベルトは、1日のうち屋外で8時間、屋内で16時間過ごした条件で計算すると、1日の被ばく量は38マイクロシーベルト。年間で14ミリシーベルトとなり、国が避難の基準としている年間20ミリシーベルトは下回る。

 労働安全衛生法の電離放射線障害防止規則では、外部放射線と空気中の放射性物質による実効線量の合計が3カ月間で1.3ミリシーベルトを超えるおそれのある区域は、放射線管理区域に指定するよう定めている。1時間当たりに換算すると毎時2.60マイクロシーベルトで、通常、原子力施設などではこの値が管理区域に設定する基準となっている。【黒田阿紗子、袴田貴行】

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最終更新:10月13日(木)1時33分

毎日新聞

 

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