4カ月ほどの間に約2900回の迷惑電話をホテルにかけたとして福岡中央署は12日、偽計業務妨害の疑いで食肉小売店経営佐藤健容疑者(39)を逮捕した。ホテルに勤めていた女性が携帯電話の着信を拒否することから「女性を出せ」と迫り続けたという。
逮捕容疑は2月7日-6月13日ごろ、携帯電話などから2900回ほどホテルに電話して業務を妨害した疑い。「用事があったから電話した」と容疑を否認しているという。
福岡中央署によると、女性は佐藤容疑者の元部下。女性がホテルに勤め始めた2009年10月ごろから電話をかけ、10年8月にホテルから相談を受けた同署が容疑者に警告した。
その後数カ月は電話をかけなかったが、女性がホテルを辞めた後の同12月以降も「(女性は)どこに行ったんだ」などと電話。1日に278回かけたこともあったという。
=2011/10/13付 西日本新聞朝刊=