一部から国の基準値を超す放射性セシウムが検出され、すべての出荷が自粛されている埼玉県産の狭山茶について、県などが若芽と早摘みの365銘柄について改めて検査した結果、14銘柄から国の基準値を超す放射性セシウムが検出されました。県は基準値を下回った銘柄については、13日から出荷と販売の再開を認めることにしました。
埼玉県産の狭山茶は国の抜き打ち検査などで、相次いで国の暫定基準値を超す放射性セシウムが検出され、県などはすべての銘柄について先月14日から出荷を自粛しています。県などは放射性物質がたまりやすいとされる若芽と早摘みの365銘柄すべてについて、改めて放射性物質の検査を行いました。その結果、川越市、所沢市、狭山市、入間市、日高市、毛呂山町、皆野町にある12業者の14銘柄から国の暫定基準値を超す放射性セシウムが検出されました。これを受け県は14銘柄については出荷と販売の自粛を続ける一方、それ以外の銘柄については検査済みのマークを配付して13日から出荷と販売の再開を認めることにしました。県は若芽と早摘み以外のお茶についても、今月20日までに検査を行い、結果を公表することにしています。