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【プロ野球】

球児で V完全消滅

2011年10月12日 紙面から

 絶対的守護神の投げたこん身のストレートがはじき返され、阪神の優勝の可能性が完全消滅した。同点の9回、1死二塁で藤川を投入。最善を尽くした上での結果に、真弓監督は「あそこは藤川でいかないと仕方ない」と敗戦の弁を述べた。

 サヨナラ打を浴びた藤川は、「思ったところにいかなかったというより、勝負ですから」と言った。疲れや4連投の影響を問われても、「みんな一緒ですから」と首を横に振った。だが、イニングの頭からの登板でなく、苦しい状況のマウンド。簡単ではなかった。

 優勝候補にも名前を挙げられ、真弓監督は開幕前から「ベストを尽くせば非常にいいシーズンになると思う」と息巻いていた。だが、統一球の余波をもろに受けた。昨季173本塁打、740得点を挙げた打線は、今季132試合が終わった時点で77本塁打、442得点に激減。金本が故障を抱え、城島が戦線離脱したことも響いた。

 実際この試合も、昨年までなら同点から相手を突き放したはずができなかった。絵空事の優勝はともかく、現実的な戦いである3位争いでも、再び巨人と3ゲーム差とされた。非常に苦しいが、「とにかく一戦一戦やっていくしかない。今までと一緒です」と真弓監督。かすかな可能性を消さないためにも、12日の巨人戦は負けられない。 (島田明)

 

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