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国際
空腹極限に達し「仲間食べること考えた」 チリ落盤事故の作業員が告白
2011.10.12 12:15
[チリ落盤事故]
チリ鉱山落盤事故で地下に約70日間閉じ込められた作業員33人が救出されてから13日で1年を迎えるのを前に、作業員の1人が国営テレビなどが制作した番組に出演し、地下生活で空腹が極限に達した数人が、最初に死亡した仲間を食べることを考えていたと告白した。地元メディアが11日までに伝えた。
事故は昨年8月5日に発生。33人は地下約700メートルに閉じ込められ、探索用のドリルが届くまでの17日間は、地下避難所に残っていたツナ缶を2日おきに小さじ2杯ずつ分け合ったり、油まみれの汚れた水を飲むなどして生き延びていた。
告白したのは33人の一人、サムエル・アバロスさん。アバロスさんは「誰が最初に死ぬかは運だった。(33人は)順番に死んでいく。動物と同じだ」と証言した。(共同)
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