電通元部長が詐欺容疑、前渡し名目で1億6千万

  • 2011年 10月12日 11時35分
  • 提供元:読売新聞
 広告会社「電通」の元部長が在職当時、イベント制作費の前渡し金名目で知人の会社から現金約1億6000万円を詐取したとして、東京地検特捜部は12日、電通のエンタテインメント事業局企画業務推進部の元部長で不動産会社役員の大森章道容疑者(46)(東京都世田谷区)を詐欺容疑で逮捕した。
 発表によると、大森容疑者は同部長だった2008年10月29日、電通などの出資で設立された共同事業組合がイベントを企画しているように装い、知人が経営する会社に対し「電通も予算を組んでいる。イベント制作費を肩代わりしてくれれば、手数料5%を上乗せして返す」などとウソをつき、自身が経営に関与する広告会社の口座に約1億5750万円を振り込ませ、だまし取った疑い。

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