ウクライナの首都キエフ(Kiev)の裁判所に出廷したユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)前首相(左から2人目、2011年8月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/ALEXANDER PROKOPENKO
【10月11日 AFP】ウクライナの裁判所は11日、2009年にロシアとのガス供給契約で職権を乱用した罪に問われたユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)前首相に、検察側の求刑通り、禁錮7年の実刑判決を言い渡した。欧州連合(EU)との関係悪化につながる判決とみられている。
判事はティモシェンコ前首相がロシアからの10年間のガス輸入契約で、国営エネルギー企業ナフトガス(Naftogaz)に15億フリブナ(約150億円)の損失をもたらしたと述べ、全額の賠償も命じられた。
ウクライナの「オレンジ革命(Orange Revolution)」の立役者の1人だったティモシェンコ前首相は、ただちに判決を批判し、政敵のビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)同国大統領の命令通りの判決だと非難した。(c)AFP/Anya Tsukanova and Zoya Zhminko
ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。