NY市長 金融街でのデモ容認
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NY市長 金融街でのデモ容認

10月11日 11時49分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

アメリカで経済格差の解消を訴える若者たちが抗議行動を続けるなか、ニューヨークのブルームバーグ市長は、10日、「法を守り続ける限り抗議をする権利はある」と述べ、ニューヨークの金融街での抗議行動を容認する考えを示しました。

アメリカでは、経済格差の解消を求める若者たちが各地でデモや集会などを続けており、これに労働組合も参加して抗議行動は広がりを見せています。このうち、ニューヨークの金融街、ウォール街近くの公園には、連日数百人が集まり、多くの若者が泊まり込みを続け、抗議行動の拠点となっています。これについてニューヨークのブルームバーグ市長は、10日、「法を守り続ける限り、抗議をする権利がある」と述べ、若者たちが公園を抗議行動の拠点とすることを容認する考えを示しました。ニューヨーク市はこれまで、デモの参加者およそ700人を車道を占拠したなどとして拘束するなど、抗議行動を厳しく取り締まってきましたが、こうした姿勢がかえって反発を招き、抗議行動への参加者を増やしていると指摘されていました。このため、ブルームバーグ市長の発言は、こうした指摘を踏まえデモの参加者を必要以上に刺激せず、混乱が広がるのを避けるねらいがあるものとみられています。公園には、デモ参加者のために大量の食料や衣服なども持ち寄られており、ブルームバーグ市長の発言も受けて、抗議行動はさらに長期化する様相を見せています。