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東日本大震災:大田区立小中放射線量、30カ所で基準値上回る /東京

 ◇調査立ち入り禁止に

 大田区の区立中学校の花壇そばにある雨どい付近で区の基準値(毎時0・25マイクロシーベルト)を上回る空間放射線量が測定された問題で、区教育委員会は11日、緊急調査の結果、区立小中13校の計30カ所で空間放射線量が基準値を上回ったと発表した。

 調査は今月6~11日、花壇そばにある雨どい脇の地上5センチの地点で実施した。対象は小学校25校、中学校12校、5保育園、1児童館の計208カ所。

 基準値を上回った場所はいずれも周辺の花壇をブルーシートで覆い、立ち入り禁止にした。区教委は「雨どいの管が腐食し、地中に接するところで雨水が漏れて放射線が凝縮されたのでは」と推測。東京工業大の原子炉工学研究所と連携し、土の入れ替えなどの対策を検討する。基準値を超えた学校と最大値(マイクロシーベルト)は次の通り。

 馬込第二小(0・64)▽羽田小(同)▽山王小(0・80)▽池雪小(0・36)▽清水窪小(0・51)▽大森第一小(0・42)▽開桜小(0・70)▽南蒲小(0・67)▽東蒲小(0・35)▽大森第四中(1・01)▽雪谷中(0・96)▽糀谷中(0・32)▽馬込東中(0・35)【黒田阿紗子】

〔都内版〕

毎日新聞 2011年10月12日 地方版

 
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