みずほ銀の震災特例悪用 逮捕
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みずほ銀の震災特例悪用 逮捕

10月12日 14時56分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東日本大震災の直後に起きた、みずほ銀行の大規模なシステムトラブルのため、預金残高が確認できなくても、客の本人確認だけで預金を払い戻した措置を悪用し、現金10万円をだまし取ったとして、暴力団幹部の男が警視庁に逮捕されました。警視庁は、男が9か所の支店を回り、合わせて90万円をだまし取ったとみて調べています。

逮捕されたのは、東京・豊島区の山口組系暴力団幹部、山崎英敏容疑者(45)です。警視庁の調べによりますと、山崎容疑者はことし3月、都内にあるみずほ銀行の支店で現金10万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。みずほ銀行は、東日本大震災の直後、全国のATMが停止するなどのシステムトラブルが起きたことから、3月18日からの5日間、キャッシュカードや通帳に加えて本人確認ができるものがあれば、預金残高を確認せずに最大で10万円までを払い戻す措置を取りました。警視庁によりますと、山崎容疑者はこの措置を悪用し、預金の残高がおよそ1万円だったにもかかわらず、キャッシュカードを持ち込んで現金の払い戻しを求めたということです。警視庁は、山崎容疑者が都内の9つの支店を回り、同じ手口で合わせて90万円をだまし取ったとみて、調べを進める方針です。