福島のコメ 国の基準を下回る
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福島のコメ 国の基準を下回る

10月12日 13時21分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

原発事故を受けて福島県が進めてきた、収穫後のコメの放射性物質の検査で、最後に実施された二本松市と三春町の37か所の結果がまとまり、いずれも国の基準を下回りました。これで、ことしコメの作付けが行われた福島県内のすべての自治体で、コメの出荷が認められることになります。

原発事故を受けて、福島県は、収穫前に行う「予備検査」と収穫後に行う「本検査」の2段階で、合わせて1700か所余りでコメの放射性物質の検査を進めてきました。12日は「本検査」のうち最後となる二本松市と三春町の37か所の結果がまとまり、関係者によりますと、すべての検査地点で国の暫定基準値の1キログラム当たり500ベクレルを下回っているということです。二本松市では予備検査の結果を受けて、市内の288か所で重点的に検査が進められてきましたが、本検査では基準を超える値は検出されなかったことになります。原発事故のあと、福島県はコメの作付けが行われた48の市町村すべてでコメの検査を進めてきましたが、これですべての自治体でコメの出荷が認められることになります。